2015.01.20
朝6時に注目! QuartzやThe Economistなどニュースサイトが次々と「eメールニュースレター」配信を強化する理由とは?
米国における各種デバイスのeメールの開封時間を示したグラフ(出典:Q3 2014 / US Consumer Device Preference Report by MovableInk)
朝6時前後に多いスマートフォン経由でのニュースレター開封
あなたはこの記事をいつ、どんなデバイスで、どのようなメディア経由でご覧になっていますか?
朝晩の通勤途中や仕事の合間にスマートフォン上のSmartNews、Gunosy、NewsPicksなどのキュレーションアプリ経由で、もしくはFacebookやTwitter経由で、あるいはオフィスの休憩時間にPCのスクリーン上でブックマークや検索経由で閲覧しているかもしれません。では、eメール経由でコンテンツの概要とリンクを見て、そこをクリックしてご覧になっている人はどのくらいいるでしょうか?
今回お伝えしたいトピックは、近年、米国で注目を集めつつある「eメールニュースレター」についてです。文字通りeメールで送られるニュースレターですが、日本で一般的に呼ばれている「メルマガ」とはあえて区別した形で、今回「eメールニュースレター」という言葉で説明したいと思います。
日本における「メルマガ」はテキスト中心で数千文字の完結したすでにパッケージ化された情報を提供することが比較的多いのに対し、「eメールニュースレター」においては、HTMLなどを活用し洗練されたグラフィックも盛り込み、情報の概要とあわせてハイパーリンクをリストとして紹介するようなものが多く、特にニュース系メディアが発行するeメールニュースレターではそのような傾向が目立ちます。
冒頭のグラフは米国における各種デバイスのeメールの開封時間を示したグラフになりますが、すべての時間帯においてスマートフォン経由での開封がタブレットやデスクトップ経由を凌駕しており、特に朝の6時前後に非常に多くの人がスマートフォン経由でメールを閲覧していることが分かります。