HTTPSに適応していないコンテンツを掲載しているサイトは、将来的には、ランキングにおける恩恵にあずかれなくなるかもしれない。

最終更新日:2024/02/16

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少々長い記事タイトルになってしまいましたが、先日行われたGoogleハングアウトからの話題です。HTTPSに対応していない画像を掲載している場合などは、今後HTTPSに対応しているサイトとしてみなされなくなる可能性があるとのことです。今まではどのような状態でもHTTPSにさえなっていればよいという状況でしたが、段階的に対応が変わることは明らかだったと思います。公式に決定した内容ではないですが、今後起こりうる可能性は十分にあると言えるのではないでしょうか?– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語になっています。

Googleのジョン・ミュラー氏が今朝行われたハングアウト内で言及している。18:30頃での発言だが、Googleは、HTTPSコンテンツのミスマッチエラーを起こしているサイトへは、HTTPS対応によるランキングへの恩恵を与えなくなるだろうと説明した。

コンテンツのミスマッチエラーとは、HTTPSに対応しているWebページ内に、セキュア化されてない要素(コンテンツ)がある場合を指すエラーだ。例えば、HTTPS化されていない画像、ソーシャルメディアのプラグイン、その他の場合などが該当する。このエラーは、WebサイトをHTTPS化にする際、非常に良く起こる問題でもある。

どのような場合でも、たとえ、ミスマッチエラーを起こしているサイトでも、ランキング上昇の恩恵を受けていると、過去の記事で我々は報じていた。しかし、将来的にはこの状況に変化が起こる可能性があると、ジョン氏は発言している。

下記に、ジョン氏の発言を引用する。

どこかのタイミングで、我々はWebマスターに、Googleが検索結果で表示させるために本当にクリーンなHTTPSを提供しなければならない、と伝えることになると思う。詳細は分からない。完璧でないHTTPSサイトに対して何らかのペナルティを与えるとも思わない。ただ、我々はこうしたサイトをHTTPSに対応しているサイトとはみなさないだろうし、結果として、ランキングにおける小さな恩恵も与えることはないだろう。

あなたがジョン氏の発言をどのように捉えたとしても、彼が100%の自信を持っているとは思わないだろう。しかし、ジョン氏は、Googleがそのように考えていない、とも言ってはいない。

下記に該当の動画を掲載しておく。

あなたのサイトをHTTPS対応にする際は、コンテンツのミスマッチエラーを起こさないように注意すべきだ。ペナルティを受けることはないかもしれないが、ランキングにおける恩恵(非常に小規模ではあるが)を与えられなくなってしまうだろう。

この件に関するGoogle+ページはこちら。

この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: HTTPS Content Mismatch Errors May Not Get Ranking Boost In Future」を翻訳した内容です。

そもそもランキングファクターに採用したところから考えても、GoogleはWebのセキュア化に強い関心を持っていることは容易にうかがえます。今後は、ランキング要素としての色を強めていくかどうかはわかりませんが、HTTPSに対応するサイトの数は増え続けるかもしれません。そうした状況になれば、非対応のサイトが相対的に目立ってしまうことになりますが、SEO目的のみではなく、ユーザー視点でも導入を検討するのがベストではないでしょうか。

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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