孫正義氏、ヤフー取締役会長の座をアローラ氏に譲る

井指啓吾 (編集部)2015年05月21日 17時07分

 ヤフーは5月21日、取締役会長を孫正義氏からニケシュ・アローラ氏に交代する人事を発表した。孫氏は取締役として引き続き取締役会に参加する。

  • ニケシュ・アローラ氏(5月11日、ソフトバンク決算会見で撮影)

 アローラ氏は2014年10月、ソフトバンクに参画。元Google最高幹部であり、Google入社以前はPutnam Investmentsで通信業界のアナリストとして活躍、2000年にモバイルデータ分野の会社を設立した。5月11日に開催されたソフトバンクの決算会見で、孫正義氏が、アローラ氏を同社のナンバーツーである代表取締役副社長に就任する予定であることを明かした

 6月18日に開催予定の第20回定時株主総会で承認されることを条件として、ヤフーは「監査役会設置会社」から「監査等委員会設置会社」へ移行する。同社の現在の役員構成は、取締役7人と監査役4人の合計11人。新しい取締役会ではこれを、独立取締役2人を含む合計9人の取締役で構成するという。



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