NTTドコモと共同出店も検討 ローソンの玉塚社長

 ローソンの玉塚元一社長は8日までに産経新聞のインタビューに応じ、5月にポイントサービス事業で提携したNTTドコモと、共同での店舗展開を検討していることを明らかにした。共同ブランドの店舗出店のほか、両社の既存ショップの中にそれぞれの店舗を出すことなどを含めて「現在、現場レベルで検討を進めている」と述べた。

 ドコモとは既に、携帯電話端末の購入などに利用が限定されるドコモのポイントを、ローソン店舗などで使える共通ポイント「Ponta(ポンタ)」と年末までに互いに交換できるようにすることが決まっている。玉塚氏はドコモとの連携について「相互に集客効果が期待できる」と説明した。

 現在、全国コンビニエンスストアの総店舗数は5万店を超え、飽和状態を迎えつつある。そのため、玉塚氏は「今後(の差別化に)は生活全般を支援することが求められている」と指摘。幅広い消費者の取り込みに向けスーパーで提供する生鮮食材や総菜を含めて店舗で提供する体制づくりや、宅配事業の強化が注力ポイントになるとした。

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