動画元年と言われた2014年は、YouTuberなどの動画コンテンツが盛り上がりを見せ、動画広告市場も2013年の153億円から311億円へと約2倍の成長を見せています。

参考:
サイバーエージェント、国内動画広告の市場調査を実施

2015年も引き続き、動画市場は活況を見せており、中でもスマホアプリ向けの動画広告サービスが続々とリリースされています。

今回は、現在提供されているスマホアプリ動画広告サービスをまとめてご紹介します。

スマホアプリ動画広告はどう流れる?

動画広告というと、YouTubeの動画再生前に流れるインストリーム型の広告をイメージする方が多いのではないでしょうか。
YouTubeインストリーム広告の場合は、動画広告の長さに制限は無く、一定時間が経過すれば広告をスキップできる仕様になっています。

スマホアプリ向けの動画広告の場合、該当ページを開くと自動的に動画が再生されます。
ほとんどが音声なしでも閲覧に支障のない作りになっており、タップすると動画が拡大されて音声付きの映像が流れるという構成が主流となっています。

アプリ広告動画

1. SmartNews

SmartNews
SmartNews、モバイルニュース広告事業を開始

1200万DLを突破し、国内キュレーションアプリではトップを走るSmartNewsは、アプリ内のプレミアムポジションに動画を配信できる「Premium Movie Ads」という動画広告メニューを提供しています。

2. グノシー

グノシー
グノシー、記事ヘッダで自動再生する「動画広告」--6月中旬から

SmartNewsの後を追うように急成長を続けているグノシーは既に900万DLを突破しており、今年4月に上場も果たしています。
現在は「Gunosy Native Ads ビデオ」と「Gunosy Premium Ads ヘッダービデオ」の2種類の動画広告を提供しています。

詳細はこちら

https://gunosy.co.jp/news/41

3. Antenna

Antenna
キュレーションマガジンAntenna[アンテナ] 自動再生動画広告が全デバイスに対応

400万DLを突破したAntennaは、20~40代の関東在住の男女に多く見られており、特に「最新情報」に関心が高く、「こだわり」や「自分らしさ」を追求する傾向にあるようです。
動画広告メニューは「ブランドカバームービー」と「ブランドムービー」の2種類提供しています。

詳細はこちら

https://glider-associates.com/service/#document

4. NewsPicks

NewsPicks
NewsPicksマネタイズ“3本の矢”揃う 日本IBMがブランドカテゴリー開始

経済に特化したキュレーションアプリであるNewsPicksは、IBMのブランドカテゴリ(専用ページ)にて、IBMの動画広告を配信しています。昨年末にSmartNewsと動画広告部門で提携しており、多様な広告商品の開発に取り組む移行のようです。

5. MixChannel

MixChannel
MixChannel プレミアム動画広告 powered by FIVE を正式提供開始

10代の男女からの圧倒的な人気を誇るMixChannelは現在350万DLを突破しています。
今年4月にスマートフォン動画広告を専門とするFIVEと提携し、動画広告に参入しました。他アプリに比べるとターゲットユーザーが非常に明確なため、10代向けの訴求を行いたい場合はMixChannelへの出稿が有効かもしれません。

6.C Channel

C Channel
LINE元社長の起業 新しい動画広告に挑戦

LINE株式会社で代表を務めていた森川氏が新たに設立したアプリ「C Channel」は、10~20代の女性をターゲットにした動画メディアです。今年の4月に設立され、既に動画広告サービスの提供も開始しています。これまでの動画とは一線を画す「縦長」の動画形式を採用しており、徹底的にスマホファーストを意識した作りとなっています。