【速報】ミクシィ、1Qは売上高3.9倍、営業益5.2倍で着地…『モンスト』のエンターテインメント事業の売上高は4.6倍 QonQでも増収増益を達成【追記・グラフ追加】

ミクシィ<2121>は、8月13日、2016年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高500億円(前年同期比3.9倍)、営業利益243億円(同5.2倍)、経常利益243億円(同5.2倍)、最終利益159億円(同5.4倍)となった。
 

セグメント別の状況は以下の通り。

①エンターテインメント事業…売上高470億200万円(前年同期比4.6倍)、セグメント利益250億2400万円(同5.3倍)
『モンスターストライク』は、国内では、TVCM、屋外広告等のプロモーション、動画コンテンツの充実、リアルイベントの実施、アーケードゲームやグッズの製作などに加え、ゲーム内での映画や人気アニメとのタイアップも継続して行った。また、海外においても台湾・北米・韓国・中国・香港・マカオと展開を進めた結果、2015年5月には全世界での利用者数が3,000万人を突破した。収益面では、利用者の増加や様々なメディアを通じて露出するメディアミックスの効果に伴い売上高・利益ともに順調に拡大した。

②メディアプラットフォーム事業…売上高30億7800万円(同15.1%増)、セグメント利益7億4300万円(同27.0%増)
前連結会計年度末に取得したチケットフリマサービス「チケットキャンプ」においては、「mixiコミュニティ」との連動企画を行うことで双方の事業拡大を図った。また、社内発の新規事業においては、アーティストがユーザー1人のためにライブを行うコミュニケーションサービス「きみだけLIVE」や、家族に特化した子どもの写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」などを立ち上げ、順調に利用者を拡大した。

■QonQでも増収増益に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期で12.2%増、営業利益は同6.9%増と増収増益となっている。売上高の伸び率に対して利益の伸び率が低いのは、おそらく前述の通り、プロモーションに費用をかけていることが要因と思われる。なお、通期計画に対する進捗率で見ると、売上高は27.1%、営業利益は30.4%、経常利益は30.4%、純利益は30.7%に達しており、このペースでの進捗が続けば業績予想の上方修正が実施されることになりそうだ。
 

■通期予想は据え置き
なお、2016年3月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高1850億円(前期比63.8%増)、営業利益800億円(同51.8%増)、経常利益800億円(同51.8%増)、最終利益520億円(同57.7%増)を見込む。

 
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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