IoT世界市場が現在の3倍増、20年までに=調査会社

IoT世界市場が現在の3倍増、20年までに=調査会社
 6月2日、IoT世界市場が20年までに現在の約3倍増となる見通しを調査会社が発表した。写真は商品購入ボタンなどを表示するパソコン画面。ウィーンで2013年11月撮影(2015年 ロイター/Heinz-Peter Bader)
[2日 ロイター] - あらゆるモノをインターネットにつなぐIoT(インターネット・オブ・シングズ)の世界市場が2020年までに現在の約3倍増の1兆7000億ドル規模に拡大するとの見通しを、調査会社IDCが2日発表した。
IDCによると、IoT市場は年平均16.9%のペースで拡大する見通し。2014年は、6558億ドルの規模となった。
「デバイス、コネクティビティ、ITサービスが、2020年のIoT市場の大半を占める見通し」とし、さらに「これらが2020年の世界のIoT市場の3分の2以上に達することが想定される」とした。
米グーグルやインテルなどのハイテク企業は軒並みIoT分野を将来の収入源として注目し、力を入れ始めている。
インテルは2月、IoT分野でのシェア拡大を目指し、独チップメーカー、ランティックを買収。
グーグルも昨年、ネット接続対応の家庭用温度調節器や火煙警報器を製造するネスト・ラボを買収した。
韓国サムスン電子<005930.KS>も、IoT関連の米スマートシングスを買収している。

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