Googleのモバイフレンドリー・アルゴリズム更新はパンダアップデートやペンギンアップデートよりも影響が大きいらしい

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スマホ対応していないページ、言い換えるとモバイフレンドリーではないページの検索順位が下がるアルゴリズム更新を4月21日に実施することをGoogleは発表しています。

このモバイフレンドリーアップデートは、パンダアップデートやペンギンアップデートよりも大きな影響を検索結果にもたらすようです。

Darth Vader is calling over mobile phone

Google社員が言及

独ミュンヘンで開催されているSMX Munichで、GoogleのZineb Ait Bahajji氏が明らかにしたそうです。
カンファレンス参加者のAleyda Solis氏がツイートしています。

SMXミュンヘンでGoogleのZinebがモバイルランキングアップデートについて話した − ペンギンやパンダよりも大きな影響をもたらすでしょう

パンダは11.8%、ペンギンは3.1%に影響

初代のパンダアップデートは、ユーザーが気付く程度の変化として11.8%のクエリに影響を与えました。
ただしこの数字は、初代パンダが導入された米Googleに対してだけです。
日本語対応のパンダは、4〜5%の影響でした。

一方、初代のペンギンアップデートは、気付く程度の変化としては、英語で約3.1%程度、スパムが多いポーランド語では5%ほどだとGoogleは公表していました。

またモバイルフレンドリーアップデートに関しては、公式アナウンスでGoogleは次のように言っていました。

Google では、4 月 21 日より、ウェブサイトがモバイル フレンドリーかどうかをランキング要素として使用し始めます。この変更は世界中の全言語のモバイル検索に影響を与え、Google の検索結果に大きな変化をもたらします

※強調は僕による

Zinebさんが意味する「影響」(effect) が、パンダやペンギンのアナウンス時に使われた影響と同じ縮尺なのかはわかりません。

いずれにしても、Zinebさんの発言やGoogleの説明から判断して、かなり大きめの変動を予測しておいたほうがよさそうです。

とはいえ、多くのサイトが実施日までにはスマホ対応を完了させるでしょう(僕のブログも間に合わせます!)。
そうすれば、影響は予測よりも小さくなる可能性もあります。

パンダやペンギンに比べれば対応はずっと簡単

パンダアップデートやペンギンアップデートよりも影響が大きいと聞くとゾッとするかもしれません(人によっては、ワクワク?)。
ですが、対応はずっと簡単です。

スマホ対応するだけです。

費用・時間のコストがかかるとしても、やることは明確です。

まずは、次の2つに取り組みます。

ウェブサイトをモバイルに最適化するためのガイドラインをGoogleは公開しています。
このガイドに従ってモバイルサイトを構成すれば、モバイフレンドリーになります。

抽象的な、”質が高い”コンテンツを作ったり、いつどこに作ってきたか覚えていない不正なリンクを片っ端から撤去するよりはずっとシンプルですよね。