Googleだけじゃない、Bingもモバイル検索にモバイルフレンドリーのラベルを表示

[レベル:初〜中級]

Bingのモバイル検索が、スマートフォンからの利用に最適化しているページにモバイルフレンドリーのラベルを表示するようになりました。

Googleがすでに導入している「スマホ対応」ラベルと非常によく似ています。

Mobile-friendly & モバイルで使いやすい

米Bingでの検索結果に表示されるモバイルフレンドリーのラベルです。

BingモバイルのMobile-friendlyラベル

ラベル名は「Mobile-friendly」です。
Googleと同一です。

こちらは日本のBingで表示されるモバイルフレンドリーのラベルです。
日本Bingモバイルの「モバイルで使いやすい」ラベル

「モバイルで使いやすい」というラベル名になっています。
“スマホ”という俗称を使ったGoogleのラベルもどうかなと思いましたが、Bingよりはマシかなというのが個人的な感想です。

さらにスニペットと区別がつきにくくなっています。
よく見ると「・」で区切られてはいますが、スニペットの一部に見えます。
「モバイルで使いやすいハワイツアー」と読んでしまいそうです。

表示条件は不明

Bingからの公式アナウンスはこの記事を書いている時点では出ていません。
したがって、どういった要素をチェックしてモバイルフレンドリーかどうかを判断しているのかは不明です。

Googleとは異なった要素を見ているのでしょうか?

BingもモバイルユーザーのUXを重視

日本では極めてシェアが少ないBingの話です。
Bingには悪いですが、僕たちにとってさほど重要度が高い情報ではないかもしれません。

ですが、モバイルフレンドリーのラベルを表示するようになったということは、モバイルユーザーのユーザー体験をBingも重視するようになった証拠です。

これは、スマートフォンからでも使いやすいサイトをモバイルユーザーが求めているからにほかなりません。
モバイルユーザーのユーザー体験を高めていく必要性を感じさせる点で大切だと僕は感じたので、この記事で取り上げました。

Yahoo!のモバイルフレンドリーラベルは?

ところで、GoogleとBingがモバイルフレンドリーのラベルを表示するようになった一方で、Yahoo!に変化はありません。

米Yahoo!と日Yahoo!ともに、モバイルフレンドリーを示すようなラベルは今のところ見当たりません。

検索結果のデータとして、米Yahoo!はBingのデータを、日Yahoo!はGoogleのデータを利用しています。
検索結果表示にかかわるUIの部分は独自なため、影響していないのですね。

そうはいえ、モバイルフレンドリーラベルをYahoo!も表示する可能性は否定できません。