取材

Amazonでポチッた商品を1時間で届けてくれる「Prime Now」倉庫&配送の様子を見てきました


アプリを使ってポチッた商品がわずか1時間で指定した場所まで届くという、Amazonプライム会員向けサービス「Prime Now」のサービス対象エリアが拡充し、大阪・兵庫・横浜の一部地域でも使えるようになりました。2016年1月26日にサービス拡充が発表され、関西地方でPrime Nowサービスを展開するための配送拠点となる新たなAmazon倉庫の様子も公開されたので、倉庫内はどんな感じなっているのか見てきました。

JR塚本駅に到着。


発表会の前には「スニーカー着用」「パンツはくるぶしが隠れるものを着用」「フード付きパーカーの着用は禁止」など、当日の服装についての注意があったので、一体どんな場所なんだろう……と思いつつ住宅街の中をてくてく歩いていると……


町並みが段々倉庫っぽい雰囲気になってきました。


「配送関連サービス記者発表会会場」というプレートを持った人が立っているのを発見。プレートにAmazonという文字はありませんが、背後にずらりとAmazonの配送車が並んでいるので、ここで間違いなさそうです。


これがAmazonの倉庫。


トラックが入っていくのであろう大きな扉が少しだけ開いていたので、入ってみると……


中はこんな感じ。


段ボールを積み重ねるカートの前に作られたプレス受付。


発表会のステージがありますが……


すぐ隣には荷物がずらりと並べられており、倉庫感が満載。


ということで、アマゾンジャパン株式会社 代表取締役社長のジャスパー・チャン氏が登場して発表会がスタート。


新たに発表されたサービス拡充については以下の記事から詳細を読むことができます。

ポチった商品が1時間で届くAmazonの「Prime Now」サービス対象エリアが大阪・兵庫・横浜まで拡充 - GIGAZINE


Prime Nowは早朝6時から深夜0時まで、最短1時間以内に配送を行ってくれるサービス。配送料が税込890円かかる1時間内配達と、無料の2時間便の2種類があり、場所によっては2時間便しか使えないところもあるとのこと。


品揃えは冷蔵・冷凍を含む食料品、日用品、本、家電など、1万5000種類以上で、今後さらに増加していく予定となっています。


さらに、関西地域限定で、関西ならではの商品を扱う「関西セレクション」が新規取り扱いされたり、横浜では「中華街セレクション 飲茶・点心」が注文可能になります。


新規サービス対象エリアは、大阪府内では大阪市17区(北区・淀川区・東淀川区・都島区・旭区・中央区・港区・福島区・此花区・西淀川区・浪速区全域、ならびに城東区・東成区・鶴見区・天王寺区・西区・大正区の一部)、豊中市および吹田市全域、摂津市・守口市の一部。兵庫県は尼崎市・伊丹市の一部地域。さらに、既に川崎市高津区、中原区、宮前区、多摩区でのサービスがスタートしている神奈川県では、新たに横浜市旭区、保土ヶ谷区、磯子区、神奈川区、港北区、緑区、南区、中区、西区、鶴見区、都筑区、川崎市川崎区、幸区もサービス対象地域に含まれました。


Prime Nowの商品はアプリからのみ注文可能ということで、実際にアプリから購入するデモンストレーションが行われました。


スクリーンにプライム ナウ太郎さんのアプリ画面が表示されました。


通常、Amazonの商品はジャンルごとに分類されていますが、アプリでは「毎日の朝食に」「あったかグッズ」「寒さ・乾燥対策」など日々で想定されるシーン別の「テーマ」にそって分類されています。


欲しいものをポチると……


「1時間以内」と、2時間ごとの「指定時間帯」のいずれかが選択ができるようになっていました。


注文を確定すると……


こんな風に倉庫から発送先までの地図が表示され、荷物が今どこにあるのかをチェックできるようになっています。なお、1時間便を指定していた時に渋滞などが発生し荷物が1時間以内に届かなかった場合、送料の890円は返金されるそうです。


ということで、注文した商品がどのような感じで届けられるのか、倉庫内部の様子を見せてもらいました。発表会が行われたすぐ後ろには、入り口である搬入口があり……


搬入口を入ってすぐのところから、ずらりと商品が並んでいます。


さらに進んでいくと……


番号のつけられた商品棚が並んでいました。


倉庫内の様子は以下のムービーから確認できます。

Amazonの倉庫内を歩いてみるとこんな感じ - YouTube


棚には「あめ・ガムを含む飲食の禁止」「共連れ禁止」「走らない」など倉庫内のルール表。


スタッフがぶつからないようにか、棚の間の床には進行方向が矢印で示されています。


棚には商品がぎっしり。


お酒やお菓子などの食料品から、家電やおむつなど、カテゴリーごとに並べてあるようです。


棚を抜けて反対側に。


さらに進んでいきます。


食料品の中には要冷蔵・要冷凍のものもあるので、倉庫内には巨大な冷蔵庫&冷凍庫もありました。


コートや長靴も用意されています。


冷蔵庫の扉をガラリと開くと……


中はこんな感じ。


お酒やジュースなどが棚にぎっちりと詰められている様子は圧巻です。


モニターが設置されているのはオペレーションを受ける場所。注文を受けた後に、どのスタッフが商品をピックアップしていくのかなどを割り振っていくわけです。


さらに、立入禁止のテープが貼られているのは……


商品を棚ごと2階に移動させるためのオートレーター。2階にも同じような感じで倉庫が広がっているとのこと。


オートレーターが稼働している様子は以下から確認可能です。

Amazonの商品を1時間で届けてくれる「Prime Now」倉庫のオートレーター - YouTube


ピックアップした荷物はいったんテーブルのある場所に運ばれ……


ここでQRコードを読み取り、住所シールを貼っていきます。


要冷蔵の商品はこんな感じで保冷パックに詰められます。


流れるように隣のアルミ棚に荷物を載せるスタッフ。


アルミ棚の向こう側には配送スタッフが待機しています。


アルミ棚に置かれた荷物を受け取る配送スタッフ。


外にはAmazonの配送車が待機しているので……


荷物を配送車に詰め込みます。


そして配送先へと旅だっていくのでした。

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in 取材, Posted by darkhorse_log

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