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黎明期から牛丼業界の最先端を走り続ける「松屋」。実はこの会社は、いろんな業態の店舗を展開している。とんかつに始まり、寿司カレー……そのすべてが高いクオリティーを誇っているというのは以前の記事でご紹介した通りである。

そして、今回は満を持してみんな大好き「ラーメン」をご紹介しよう。しかも、ただのラーメンではなく “イタリアン風ラーメン” だ! そうは言ってもラーメンはラーメンなんだし、ちょっとイタリアン風味が入っただけでしょ?……そう思ってた時期が私(中澤)にもありました。実際に行ってみたら、見たことない食べ物が出てきたんだな、これが。

・松屋っぽさ皆無のラグジュアリーな隠れ家のような外観

住みたい街ランキングの常連である吉祥寺。この店は駅の北西のエリアに位置する。さっきから、すれ違う人たちみんなまったくもって幸せそうな顔をしている。家族連れかカップルばっかりだぜ!

12月の街の空気に負けそうになったころ、緑地に白抜きの細い文字で「麺Dining セロリの花」と書かれた看板が見えた。入り口は少し奥まっていて扉は木でできた格子状の引き戸だ。松屋っぽさが欠片も感じられない隠れ家のような外観である
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・店内は落ち着いたラグジュアリーな空間

店内は明るく、木造りのカウンター席を中心にテーブル席が数席ほどだが、それぞれの空間が広く取られているためゆったりできそうだ。街の喧騒は遠く、とても落ち着く雰囲気である。心の荒波がないでいくのを感じる。ラグジュアリー

・普通のラーメンが1つもない……!

メニューには『きのこのトマトスープ麺』『生ハムときのこのトマトプレート麺』『生ハムときのこのトマトチーズつけ麺』『生ハムモッツァレラ塩ラーメン』など、見たことのないメニューが並ぶ。普通のラーメンが1つもない……!
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店員さんに話を聞いてみると、トマトベースのモノが人気とのことだったため『生ハムモッツァレラトマトスープ麺』を注文。メニューで写真を見ても味の想像がまったくつかない。
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・現物を見てもやはり味の想像がつかない

運ばれてきたラーメンは、真っ赤なラーメンの上に輪切りのトマトとモッツァレラチーズが乗せられ、バジルが盛られた豪快なモノだった。しかも、パスタのように振りかける用の粉チーズが小鉢でついてくる。見た目は、イタリアンに侵略されすぎてもはや中華ではないレベルだ。さっそく麺をすすってみると……
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・これが “トマト麺” か!!

トマトの酸味とともに、カーッと熱くなるような辛味。これは……にんにく? そこにチーズのまろやかな風味が加わる。生ハムのボリュームも侮れない。これ……ラーメンや! ちゃんとラーメンしてはるわ!! トマトの爽やかさを残しながらも家系とは別種の濃厚さ。……ウマい!! 
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ビジュアルといい、店構えといい、味の意外さといい……家族やカップルで来たらさぞ暖かい幸せが待っていることだろう。しかし、男ならクリスマスに1人でINTO THE セロリの花だ!

・今回紹介した店舗の情報

店名 麺Dining セロリの花
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-28
営業時間 月~土11:00~23:00(LO22:30) / 日・祝11:00~22:00(LO21:30)
定休日 無休

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼メニューには見たこともない麺が並ぶ
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▼ドリンクもラグジュアリー
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▼ラーメンに粉チーズだと!?
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▼酸味が効いている
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▼麺は完全にラーメン
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▼バジル、生ハム、チーズのコンビネーションにイタリアン風スープが絡む
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▼トマトの爽やかさが口の中を駆け抜ける
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▼ウメェェェエエエ!!
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