中国のスマホ販売初の減少、iPhoneは68%急増=調査

中国のスマホ販売初の減少、iPhoneは68%急増=調査
 8月20日、調査によると中国でスマホ販売が減少した。写真は上海の街角でスマホを使う女性。2013年9月撮影(2015年 ロイター/Aly Song)
[20日 ロイター] - 調査会社ガートナーによると、携帯電話などの機器類で世界最大の市場を誇る中国で、第2・四半期のスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)販売が前年同期比で4%減少した。前年比での落ち込みは初めて。
調査部ディレクターのアンシュル・グプタ氏は「中国市場は飽和状態に達している」と指摘。同国の電話市場は買い替えが主なけん引役となっており、初回購入者の数は減少していると述べた。
スマホ販売全体に占める中国の割合は第2・四半期時点で約30%。世界のスマホ販売は2年ぶりの鈍い伸びとなった。
こうしたなか、米アップルのiPhone(アイフォーン)は中国で売り上げを伸ばし、販売総数は1190万台と68%急増した。アップルの世界スマホ販売の市場シェアは14.6%で、前年同期の12.2%から拡大した。

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