ヤフー、IFTTTのようなアプリ「myThings」をリリース ウェブサービスやIoT製品を自動連携

myThings

Yahoo! JAPANは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を見据えた事業者向けサービス「myThingsプラットフォーム」を発表しました。これに併せ、ユーザーがIoT機器やサービス、SNSなどを組み合わせて使えるアプリ「myThings」もリリースしています。

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今回発表された「myThingsプラットフォーム」は、各種IoTプロダクトやウェブサービスのAPIが集まるサービス。事業者はこれらAPIを用いて新製品・サービスの開発したり、既存製品・サービスに新しい価値を付加できるほか、自社製品・サービスのAPIをmyThingsプラットフォーム上に公開し、他事業者にそのAPIを用いて予想外の使い方をしてもらおうというものです。

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また、myThingsプラットフォームを活用して開発されたアプリ「myThings」においては、ユーザーが使っているIoT製品やウェブサービスを組み合わせることで、新しい便利な使い方が実現できるようになっています。使い勝手は、既存アプリ(ウェブサービス)同士を連携させ、一連の作業を自動化するIFTTTのようなイメージでしょうか。

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現在、利用できるチャンネルは上記(約30種類)のとおり。たとえば、InstagramとDropboxを組み合わせて好きなフォロワーの写真を自動保存したり、Yahoo!天気とプッシュ通知を組み合わせて洗濯日和の日だけ晴れ予報を通知するといったように、トリガーとアクションなどを選んで連携させた使い方ができます。

これらは、オススメの組み合わせとしてあらかじめ用意されており、好きな組み合わせを選ぶだけで簡単に利用できます(Yahoo IDでのログインが必要)。もちろん、myThingsで使用できるIoTプロダクトやサービスといくつかの条件を組み合わせ、ユーザー自身で新しい使い方を作成することもできます。

今後、使えるチャンネルは随時追加されるとのことで、「最高気温が高い日は朝、エアコンを自動的に起動して、快適に目覚められる」「ユーザーの眠りを感知したら家電製品の電源を切り、節電に役立てる」「帰宅時、最寄駅に着いたら自宅の照明をつけて、安心して家に帰れるようにする」など、生活の中でより役立つ組み合わせ提供を目指すといいます。

このほか、個人開発者が自作したIoTデバイスとmyThingsアプリの連携も可能で、「IDCF Cloud」につなげることで、自作IoTデバイスと同アプリを連携させた新しい組み合わせも作れるようになっています。