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第4戦も快勝のサンダーがファイナル進出に王手、ウォリアーズは今季初の連敗

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5月24日(日本時間25日)にチェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれた2016 プレイオフ・ウェスタン・カンファレンス・ファイナル、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対オクラホマシティ・サンダー第4戦は、ホームのサンダーが24点差(118-94)の快勝を収めた。第3戦に続く2連勝でシリーズ戦績を3勝1敗としたサンダーは、2012年以来4年ぶりとなるNBAファイナル進出まであと1勝としている。

サンダーは、ラッセル・ウェストブルックがトリプルダブル(36得点、11リバウンド、11アシスト)の活躍でチームを牽引。そのほかケビン・デュラントが26得点、11リバウンド、3ブロック、アンドレ・ロバーソンが17得点、12リバウンド、5スティール、2ブロック、サージ・イバカが17得点、7リバウンド、2ブロックをマークした。

プレイオフでキャリア5度目のトリプルダブルをマークしたウェストブルックは、「僕は、相手がどのチームだろうと、毎試合、自分にとって最後の試合のつもりでプレイしている」と、語った。

「それが自分の仕事。僕の仕事は、チームのことを気にかけること。それだけ」。

NBA プレイオフ史上、1勝3敗の状態から逆転したケースは、過去9例しかない。当然このデータを把握しているサンダーは、きっちりシリーズを締めくくらなければいけないことを理解している。

ウェストブルックは、「良い状況にあるけれど、この試合は終わった」と、話した。

「次の試合に切り替えて進まないといけない。毎試合、別物だから」。

今季レギュラーシーズンを含めて初の連敗となったウォリアーズは、前半終了時点で19点差(53-72)をつけられる苦しい展開。第3クォーターには、この日26得点をマークしたクレイ・トンプソンが同クォーターだけで1人で19得点をマークする爆発を見せて点差を縮めることに成功したものの、サンダーに追いつくには至らなかった。

ウォリアーズはトンプソンのほか、ハリソン・バーンズが11得点、ドレイモンド・グリーンが6得点、11リバウンド(6ターンオーバー)、アンドレ・イグダーラとフェスタス・エジーリが各8得点を記録した。

19得点、5リバウンド、5アシストをあげたステフィン・カリーは、フィールドゴール20本中6本、3ポイントシュート10本中2本の成功にとどまり、ターンオーバーも6本を記録するなど、チームを後押しすることができなかった。試合後には、「厳しい状況だけれど、まだシリーズは終わっていない」と、語っている。

第5戦は26日(同27日)にウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナで行なわれる。

ボックススコア


動画

現地5月24日 C決勝 ウォリアーズ vs サンダー 第4戦

現地5月24日 ラッセル・ウェストブルック ハイライト

現地5月24日 ベストムーブ / クレイ・トンプソン

現地5月24日 ベストファストブレイク / ラッセル・ウェストブルック

現地5月24日 ベストダンク / アンドレ・イグダーラ

現地5月24日 ベストアシスト / ラッセル・ウェストブルック

現地5月24日 オクラホマシティ・サンダー / C決勝第4戦後記者会見

現地5月24日 ゴールデンステイト・ウォリアーズ / C決勝第4戦後記者会見


2016 NBAプレイオフ試合結果


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ