予備のバッテリーはダメ? リチウム電池の「預かり荷物」が禁止になる動き(追記あり)

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予備のバッテリーはダメ? リチウム電池の「預かり荷物」が禁止になる動き(追記あり)

たしかに、パンパンになってることある。

さぁ、明日から楽しい旅行だ! スマホにタブレット、ノートパソコンに一眼レフカメラ、もちろん予備のバッテリーも忘れないぞ!

そんな旅行前日の風景が、これからはちょっと変わってしまうかもしれません。

アメリカのニュース専門チャンネルCNBCによると、FAA(アメリカ連邦航空局)は、航空機内での火災の懸念があるとして、予備のリチウム電池を航空会社に預けてしまう「預かり荷物」を禁止、かつチケットにも「持ち込みません」という条項を盛り込むよう、各航空会社に要請しているとのことです。

FAAは特に、エンジンの近く、かつ密閉された空間に置かれる預かり荷物を懸念しており、今後は予備のリチウム電池が入った荷物は預けられなくなる可能性が高いとのこと。

5年前にもお伝えしていたこの問題。いよいよ本格的に動き出しはじめたのかもしれませんね。

追記(10/21 19:00): 記事公開時、「リチウム電池は手荷物として機内へ持ち込めない」という誤解を招く表現がありましたので訂正しました。大変失礼しました。FAAが10月8日に出した文書では、預け荷物に予備のリチウム電池(デバイスの中にセットされていない、はだかの状態のもの)を入れることを禁止しています。手荷物として持ち込みたい場合には、電池がショートすることを適切に防ぐことが推奨されています。ビニルテープでターミナルを絶縁したり、個別に包装したり、また、バッグの中でコインやアクセサリーなどの金属と触れない状態を保ってください。また手荷物として持ち込めるサイズや個数には制限があります。

image by Jaromir Chalabala/Shutterstock

source: CNBC via Engadget

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)