取材

現時点で世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」の展望台に上って見えたドバイの今


いつの間にか香港やシンガポール並の観光地となっていた中東ドバイ。世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」もあっという間に立ってしまいました。主要幹線に沿って立ち並ぶ高層ビル群。蟻が動いてるようだったインターチェンジの自動車。奇妙な形をした人工島が浮かんだ海の果て。ブルジュ・ハリファの展望台から、変化の激しいドバイの景色をのぞいてみます。

こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。ドバイに行くなら絶対に上ると決めていたブルジュ・ハリファ。1ヶ月以上までは受け付けず、5日前では空席がなく、インターネットを使ったブッキングは危うかったのですが、何とか展望台に上って、砂漠から近未来都市へと変貌を遂げるドバイの今を見てきました。マレーシアのペトロナスツインタワーもそうでしたが、世界一高いビルには自然と人が集まります。

◆オンラインブッキング
当日チケットの購入は大変高額という情報から、事前にインターネットで予約をしました。希望日の1ヶ月前から予約を受け付けています。

ブルジュ・ハリファの公式サイトから「BUY TICKETS」をクリック。


チケットの値段を確認。事前予約なら大人125ディルハム(約3450円)、当日なら400ディルハム(約1万1100円)となっていました。


下にスクロールして「PURCHASE TICKETS」をクリック。


希望日を選択して、「General At the Top Ticket」をクリックすると時間帯を選択できるようになっています。


予約が埋まっていると、このような感じになって、チケットが手に入りません。


1日目、2日目は駄目でしたが、何とか最終日には空き時間があったのでクリック。訪問5日前の予約はヒヤヒヤでした。


必要事項を記入して「Next」をクリック。


「Quantity(人数)」を入力。「I confirm my visit date and time(日時と時間を確認)」したらチェックボックスに印を付けて、「Next」をクリック。


「I have read and agree to the terms and conditions of this purchase(規約を読んで問題ない)」ならチェックボックスに印を付けて、「Complete Purchase」をクリック。


決済画面に移動しました。引き落としをするカードをクリック。


必要事項を入力して「pay」をクリック。


カードに問題がなければ、予約完了のページに移動。自分はこのページを保存、印刷して、当日持参しました。


予約完了のメールも送られてきます。


◆ブルジュ・ハリファ
建設段階では「ブルジュ・ドバイ」と呼ばれていたビルですが、ドバイ・ショックの影響を受けて支援に頼る必要があった結果、隣国アブダビの首長の名前を用いた「ブルジュ・ハリファ」という名称に変更されました。ちなみにブルジュはアラビア語でタワーの意味。高さ828.9mは台湾の「台北101」の509.2 mを抜き去り世界一のビルに。

ただし452mの高さにある展望台は、中国広州にある広州塔の488mや上海にある上海環球金融中心の474mに負けています。実は450mの東京スカイツリー展望台の最高所とあまり変わりません。

◆アクセス
ブルジュ・ハリファへのアクセスは簡単で、地下鉄レッドラインの「25 Burj Khalifa / Dubai Mall駅」で下車。駅で警備している軍人さんに「どっちへ行ったらいいか?」尋ねてみると、ドバイ・モールと同じ方角。その際に「1番の出口だと建物がよく見えるよ」と教えてもらったので立ち寄ってみると……


ブルジュ・ハリファの建物を一望できます。青い空を突き刺すように建てられた世界一高い人工建築物。


地下鉄駅からドバイ・モールまでは、動く歩道もある長い連絡路を歩いていきます。


この辺りは、再開発が続いているようです。


高層ビルもちらほらと。


外から見た連絡路。暑いので冷房が利いた連絡路が必要なんでしょうね。


上空から見ると、このように駅から連絡路が伸びて……


ドバイ・モールまで繋がっています。


ドバイ・モールに到着したのはいいですが、ブルジュ・ハリファに行かないといけません。「別の建物だから一旦外にでる必要があるのでは?」と首を傾げながら、人に訊いていたら、ドバイ・モールと繋がっていました。


こちらが受付。


当日チケットは売り切れのご様子。


印刷した予約の紙を見せて、入場券をゲット。


入ってすぐの場所にあるジオラマ。


長い動く歩道を移動。


歩道の壁は、何かとアートティックなものでした。かつて盛んだった天然真珠に関連した絵。


ブルジュ・ハリファは映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の舞台ともなっています。


テクテクと歩いていって、回転扉まで進むと……


エレベーターの前。退屈な待ち時間を、盛り上げてくれる係員はプロフェッショナル。


上っている間の室内は幻想的な空間。音もなくスーッと上るのですが、急激に気圧が変化するので耳がツーンとします。


◆展望台
1分間ほどで高さ452mの展望台に到着。


ぐるりと一周できるのですが、一部区間はこのようにオープンデッキに。


落ちないようにガラスで囲まれているのですが、このように隙間から直接ドバイを見渡せます。


展望デッキから見上げてみても、頂上部は確認できません。


452mの展望台から見渡したドバイの景色はこのような感じとなっています。

ブルジュ・ハリファの周辺。


こちらは「The Address Downtown Dubai」というホテル。


開発途上のウォーターフロント。


展望台からは小さく見えますが、一つ一つは巨大な高層ビルなんですよね。


ブルジュ・ハリファと繋がっていた世界最大のショッピングセンターとなるドバイ・モール。


幹線道路、鉄道の大動脈にそった辺りには、見事な高層ビルが立ち並んでいます。


このビルディングの突起が、砲台に見えて気になって。


巨大なインターチェンジ。


ブルジュ・ハリファから眺めると、自動車はまるでアリのようです。

世界一のビル「ブルジュ・ハリファ」から眺めたドバイのインターチェンジ - YouTube


街中にいると中々気づかないのですが、開発がないドバイは砂の土地なのです。


砂漠を涼しくさせるドバイ・クリーク。


港。


沖合に浮かぶ奇妙な島々は、リゾート地となる「ザ・ワールド(The World)」です。


砂漠を近未来都市へと変えるドバイの高層ビル群


展望台には無料の望遠鏡も置いてありました。


このような感じで、拡大して遊べます。


観光地には定番の記念メダルを作る機械。


フリーのWi-Fiが使えるので、FacebookやTwitterで「ブルジュ・ハリファなう」をやりましょう。


お土産物屋さん。


しばらく展望台をウロウロした後に、エスカレーターで地上へ。去り際には世界の言語で、お別れの言葉が描かれていたのですが、日本語が「さよなら」ではなく「バイバイ、またね」と憎い演出となっていました。


◆ドバイ・モールから
実はドバイ・モールの外に出ると、ブルジュ・ハリファが一望できます。

こちらがモール。


間近に見えたブルジュ・ハリファの地表部分。


近すぎるのでひっくり返るほどに首を上げないと、ビルの全景が見えませんでした。


ドバイに行ったことがないというあなたでも、2020年には万国博覧会も控えていますし、観光産業は盛り上がっていくでしょうから、これから訪れる機会が出てくるかもしれません。日本とはハブ空港としてヨーロッパやアフリカ各地とも結ばれていますし、トランジットで立ち寄ることもできるはず。

世界最大と言われるドバイ・モールも隣接してますので、ブルジュ・ハリファと併せて一日楽しめたりします。チャンスがあれば、世界一高いビルの展望台へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak
)

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in 取材,   動画, Posted by logc_nt

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