レーヴ監督は、就任直後に「選手がボールを保持している時間を最小化する」という極めてシンプルな目標を掲げた。
つまり、試合中にマイボールになったらできるだけ早く味方選手にパスして、網の目を縫うようにボールを動かしながらチャンスを作っていくパスサッカーだ。
サッカーの専門用語では「ポゼッション・サッカー」とも言うらしい。
この方針に沿って、徹底したプレーの分析が行われた。
データ収集、分析で強力なパートナーとなったのが、ドイツを代表するIT企業SAPである。
SAPは、古くからスポーツの情報分析や、球団運営のIT化による経営強化に専門チームを作って取り組んできた。
ドイツサッカー連盟(DFB)との関係も深い。サッカークラブではホッフェンハイムというチームと長く協力関係にあり、
同クラブはハイテクを駆使したデータ分析による選手育成に最も力を入れている球団として知られている。
レーヴ監督の方針をうけ、SAPではすぐにドイツ代表チームの試合を分析、ボール保持時間のデータを提供した。
すると、2006年当時は平均すると1人の選手が約2.8秒ボールを保持していたことがわかった。
この数値を極力減らすためのトレーニング、選手同士の連携を進めた結果、効果はすぐに表れる。
2008年には約1.8秒、2010年の南アフリカ大会の時は約1.1秒まで短縮、そして今大会前には1秒を切るまでになった。
今回のW杯でドイツ代表の戦いを振り返ると、突出したスーパースターがいたわけでもなく、凄みも感じないが、
相手チームの守備はいつの間にか崩されてゴールを決められるシーンがよく見られた。
どんなシステムの相手でも、パスを回されていると少しづつ陣形に隙間ができてくる。高速でボールを動かすことで、相手に修正する時間を与えず、隙を突きながらボールをゴール前に運ぶ。
あとは、確実にシュートを決めることができる決定力のあるフォワードが複数いたことが勝因ではないだろうか。
もちろん、ボール保持時間を短縮したから優勝できたというほど、単純な話ではないだろう。
しかし、明確な数値目標があったことで、チームとしての長期的な戦い方の方向性が定まっていたことが、ドイツのブレない強みの原点だったはずだ。 ・・・続きはリンク先へ
http://diamond.jp/articles/-/56037
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サッカーW杯優勝のドイツ代表が8年間改善してきた「数字」とは? http://t.co/vmJKLNCdD7 @dol_editorsさんから 日本代表がドイツみたいなサッカーしたいなら、すぐ導入してもらいたいな
— ラ・レアル (@LaReal33) 2014, 7月 14
サッカーW杯優勝のドイツ代表が8年間改善してきた「数字」とは? データフットボールを支える最新テクノロジー http://t.co/keTQAROiC9
こんな世界でも統計なんだなあ
人間性とか我々の~とか言ってる人はどんどん置いていかれる・・・
— 64ユニ (@64Uni_Lions) 2014, 7月 14
> RTの元ネタはこれ。 http://t.co/X8Jq7E8uE5 Jリーグがあんなに走るのに「遅いリーグ」って言われちゃう原因もこれだと僕 は思ってる。代表が海外組偏重と評価されても遅いリーグでやってる選手を監督 は選び難いのではないかな。
— 安藤勝義 (@andohkatsuyoshi) 2014, 7月 14
サッカーの分析システムはいろいろあるんだろうなとは思ったけど、こういうのもあったのかぁ。こちらに手をだすなら、どういうエッセンスが必要なのか真剣に取り組まないとダメかなぁ... http://t.co/3bvIJmmcQS
— Kosuke Shinoda (@KosukeShinoda) 2014, 7月 14
最先端のサッカーを実践しているんだっていう選手たちのモチベーションも大きかったんでしょうね。@dol_editors: [新着記事]サッカーW杯優勝のドイツ代表が 8年間改善してきた「数字」とは? http://t.co/ytZe4OrTD6”
— K G (@keckham) 2014, 7月 14
ホッフェンハイムは余り下のリーグをえげつなく強化しすぎて結構叩かれたこともあったが、DFB向け仕事のセールスという面もあったのかな。数値化出来るとこに強みがあったのは、何かドイツらしいというかw / “サッカーW杯優勝のドイツ代表…” http://t.co/M0HJ769ayw
— 有芝まはる電カ。 (@Mahal) 2014, 7月 14
ワールドカップの少し前にドイツ代表の分析チームに日本人がいる、という切り口の話を聞いたことがあったんだけどテレビだったかネット上か忘れてしまった。 / “サッカーW杯優勝のドイツ代表が8年間改善してきた「数字」とは? データフット…” http://t.co/M79YT9Hc2y
— Masa. 2707-1557-6442 (@m_a_s_a_r_s_t) 2014, 7月 14
決勝戦でドイツのディフェンスを苦しめていたのはアルゼンチン選手たちのドリブルだった。この記事の分析とは真逆だった。別に間違ってるとかそういう事ではなくどう分析するか知りたい。 / “サッカーW杯優勝のドイツ代表が8年間改善してきた…” http://t.co/dnDv3oRb5S
— 水原秀策 (@sicilian_) 2014, 7月 14
すごい時代になったもんだというか、くそつまんねえ時代になりやがったなあというか。
http://t.co/WLJ4GPP4V8 http://t.co/99VAT7tzvO
— HOLY (@horikoshim) 2014, 7月 14
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やっぱ選手の層の厚さと個々の能力の高さにも絶対助けられたと思う