ケンコーコム、社長が辞任表明
楽天子会社で大衆薬や日用品のインターネット通販大手のケンコーコムは27日、後藤玄利社長(47)が辞任の意向を表明したと発表した。10月下旬に開く臨時取締役会で取締役も退任、後任は未定という。
同社は後藤社長の辞任理由を「経営体制を刷新し楽天グループとの事業の相乗効果をあげるため」としている。ケンコーコムは2012年に楽天の傘下に入っていた。
後藤社長は1994年にヘルシー・ネット(現ケンコーコム)を設立した。大衆薬の通販が規制されたことを受けて09年に国を相手取って提訴。13年に最高裁判決で規制の無効を勝ち取り、ネット通販ルールを明確化した今年6月の改正薬事法の施行につながった。