大きな歓声とともに着陸!
イーロン・マスクが率いる宇宙開発企業SpaceXのFalcon 9が地上に着陸しました。今年の6月に打ち上げ数分後に爆発して以来の実験となりましたが、これでようやくリベンジを果たせました。
同社は2011年に打ち上げたロケットを垂直着陸させ、回収して再利用するという、これまでにない構想を打ち出しました。実験は何度も失敗を繰り返しましたが、彼らは決して諦めず、今回の成功に導くことができました。
想定されていた打ち上げから着陸までの経路はこちら。
Long exposure of launch, re-entry, and landing burns pic.twitter.com/Vw1ZJAtvhy
— SpaceX (@SpaceX) 2015, 12月 22
実際に飛行した軌跡を公式アカウントが投稿していました。
着陸直前になると、管制室から大きな歓声が沸き上がります。まるでワールドカップみたいなテンション!
Falcon 9 standing on LZ-1 at Cape Canaveral pic.twitter.com/RZdfcH0exW
— Elon Musk (@elonmusk) 2015, 12月 22
着陸直後のFalcon 9。
管制室もお祭り状態です。
これまでロケットは、一度打ち上げたら使い捨てでした。これが再利用できるとなれば、グッとコストを下げられるようになりますし、資源も節約ができます。また、今回の実験は火星に行くことや宇宙旅行を実現させるための礎になるはずです。
(高橋ミレイ)