サントリーHDが日本ウイスキーを世界へ、米ビームの買収完了

サントリーHDが日本ウイスキーを世界へ、米ビームの買収完了
 5月1日、サントリーホールディングスは、バーボンの「ジムビーム」などで知られる米ウイスキー大手のビームの買収を完了したと発表した。写真は1月、都内で撮影(2014年 ロイター//Issei Kato)
[東京 1日 ロイター] - サントリーホールディングスは1日、バーボンの「ジムビーム」などで知られる米ウイスキー大手のビームの買収を完了したと発表した。
これにより、サントリーは蒸留酒で世界第3位に浮上。「山崎」や「響」など、日本ブランドのウイスキーを世界に向けて売り込む。
買収総額は160億ドル(約1兆6400億円)。世界的な流通網を活用し、グローバルな成長につなげたい考え。
買収完了を受けて、ビームの社名は「ビームサントリー」に変更し、年内に、サントリー酒類のスピリッツ事業と統合する。本社はビームがあるイリノイ州に置き、ビームのマット・シャトックCEOがChairman兼CEOとして残る。マット・シャトック氏は、5月14日付でサントリーHDの取締役に就く。
ビームとサントリーのスピリッツ事業の売上高の単純合計(酒税抜き)は、2013年で約4600億円。

清水律子

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