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水槽内のサメがサメを飲み込もうと……茨城県大洗水族館で起きた“事件”



お騒がせしました・・・ | スタッフブログ | アクアワールド茨城県大洗水族館

4月28日の午前11時ごろ、大型のサメを飼育している「サメの海1」の水槽で1番大きなシロワニが、ネムリブカに噛(か)み付くという事件が起こりました。飼育員が駆けつけると、すでに「口の中からサメの尾が見えているだけの状態」だったそうです。しかし、シロワニは全長1.6mのネムリブカを噛み切ることはできず、飲み込もうと40分ほど苦戦したのち、諦めて吐き出したとしています。

シロワニは最近になって食欲不振から立ち直ったばかりだったため、飼育員もまさか丸のみにしようとするとは思っていなかったそう。ネムリブカはすぐに救出されましたが、5月1日付のブログエントリーで「ダメージが大きく、残念ながら助かりませんでした」と報告されています。
お騒がせしました・・・その後 | スタッフブログ | アクアワールド茨城県大洗水族館

ネムリブカは2001年にインドネシアから輸入した個体で、シロワニと水槽で同居してからは10年が経過していたそうです。サメ類を混泳させるときはアクシデントが起きないよう、種類や個体の性格などを考えて組み合わせているため、これまで2匹がお互いに干渉することはなかったとのこと。同施設は「サメ飼育の難しさをあらためて、認識させられた事件でした」と記しています。

はてなブックマークのコメント欄には「10年同居してて急に丸呑みか~。難しいなぁ。それにしても写真が怖すぎる…」「サメの飼育と展示で評判の大洗水族館でもこういうことはあるんだなあ」「やはりサメは怖い」といった反応が寄せられています。

文: あおきめぐみ

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