高1の9割がスマホ保有、利用も長時間 総務省調べ
高校1年生の9割近くがスマートフォン(スマホ)を所有し、このうち半数が休日に3時間以上使っていることが、総務省がまとめた調査で分かった。平日でも3割強が3時間以上使っていた。
調査によると、所有するインターネット接続機器(複数回答)は「スマホ」が88.1%で最も多かった。2年前の6割弱から昨年84.2%に達し、さらに伸びた。「タブレット端末」は16.5%に増えた。
2年前に7割強あった「パソコン」の保有率は52.2%まで低下。「(従来型の)携帯電話・PHS」は1割強まで減った。
1日当たりの平均のネット利用時間は、スマホの場合、平日で「1時間以上2時間未満」が29.1%、休日で「2時間以上3時間未満」が23.2%で、最も多かった。「3時間以上」は平日で計34.1%、休日で計50.3%。中でも休日で「6時間以上」は15.7%いた。
交流サイトに関する調査では「一度も会ったことがない、ネット上だけの友人」がいる生徒が半数弱おり、女子では半数を超えた。
調査は3回目。総務省が6~7月、16都道府県の高校・高専の1年生約3700人を対象に実施した。〔共同〕