昨年12月のオープン以来、多くのメディアに取り上げられ、行列店となっている量り売りの立ち食いステーキチェーン「いきなり！ステーキ」。現在展開する3店舗では、いずれも米国産、豪州産の牛肉のみ使用してきたが、このたび黒毛和牛や国産牛も導入する運びとなった。

国産牛肉導入の理由を、同社は「お客様からのご要望や、日本の農業事情を鑑みて」と説明。「和牛・国産牛の美味しさを広め、日本の畜産農家の応援に少しでも役立ちたい」との思いが込められているという。

銀座6丁目店では、黒毛和牛サーロイン（A3）を13円/gで、銀座4丁目店と吾妻橋店では価格を抑えるため、国産牛サーロインを10円/gで提供する。この価格は、系列の「ステーキくに赤坂店」が販売している黒毛和牛リブロース25円/gと比較すると、ほぼ半額だ。

なお、この夏出店予定の米ニューヨーク店では、米国産と日本産牛肉を使用。「日本産牛肉のPRの一助としたい」としている。


☆各店の価格
◎銀座4丁目店・吾妻橋店
・米国産リブロース 5円/グラム（税抜き）…300g以上注文
・豪州産Naruoリブロース 7円/グラム（税抜き）…300g以上注文
・豪州産ヒレステーキ 8円/グラム（税抜き）…200g以上注文
・国産牛サーロイン 10円/グラム（税抜き）…200g以上注文

◎銀座6丁目店
・米国産リブロース 5円/グラム（税抜き）…300g以上注文
・豪州産Naruoサーロイン 7円/グラム（税抜き）…300g以上注文
・豪州産ヒレステーキ 8円/グラム（税抜き）…200g以上注文
・黒毛和牛サーロイン 13円/グラム（税抜き）…200g以上注文


☆「いきなり！ステーキ」今後の展開

昨年12月に銀座4丁目の1号店、今年1月に銀座6丁目の2号店、4月に3店舗目となる吾妻橋店を出店した「いきなり！ステーキ」。すでに神田、上野、渋谷、恵比寿など7店舗の出店を予定しているほか、フランチャイズ加盟希望者やエリア契約希望企業との商談も進めており、“年内に30店舗”の目標を掲げている。また、夏にはニューヨークに進出する予定。