5月16日(日本時間17日)にオラクル・アリーナで行なわれた2016 ウェスタン・カンファレンス・ファイナル、オクラホマシティ・サンダー対ゴールデンステイト・ウォリアーズ第1戦は、前半13点差をつけられたアウェイのサンダーが108-102で逆転勝利を収めた。
前半47-60と13点差をつけられたサンダーだったが、第3クォーターを38-28として3点差に詰め寄ると、第4Q開始直後にケビン・デュラントの3ポイントシュートで同点に追いつき、続いてディオン・ウェイターズのレイアップで逆転に成功する(90-88)。
残り4分28秒からステフィン・カリーの3P、ドレイモンド・グリーンのレイアップ、ハリソン・バーンズのジャンパーとウォリアーズに連続6得点を許し、残り2分で101-100と1点差まで詰め寄られたものの、残り30.7秒にデュラントがジャンパーを沈めてリードを5点(105-100)に広げ、ウォリアーズの追撃を断ち切った。
サンダーは、反撃の口火を切ったラッセル・ウェストブルックが第3Qの19得点を含む試合合計27得点、12アシスト、7スティールとチームを牽引。そのほかデュラントが26得点、10リバウンド、スティーブン・アダムズが16得点、12リバウンド、サージ・イバカが11点、11リバウンド、ディオン・ウェイターズが10得点をマークし、敵地での初戦勝利に貢献した。
プレイオフでウォリアーズを敵地で初めて沈めたビリー・ドノバンHCは、「こういうところで戦うには、考え方が大事だ。我々の選手たちはそれを分かっていた」と、選手たちの試合への臨み方を称賛している。
「『すべてがうまくいく』と考えるだけではいけないんだ。まずは、厳しい戦いになるという事実を受け入れることなんだ」。
ウェストブルックは第2戦に向け、「僕らはただ競わなければならない」と意気込んだ。
「厳しい試合になるだろう。彼らには素晴らしい選手がたくさんいる。でも、僕は僕らも素晴らしいチームだと分かっているよ。そういう気持ちなら、今日もベストゲームだったわけじゃないけど、勝つことができた」。
敗れたウォリアーズは、ステフィン・カリーが26得点、10リバウンド、7アシストをあげたものの7ターンオーバーを記録。そのほか、クレイ・トンプソンが前半の19得点を含む試合合計25得点、9リバウンド、ドレイモンド・グリーンが23得点、5リバウンド、4アシスト、ハリソン・バーンズが12得点をあげた。前半こそ60得点をあげる猛攻を見せたものの、後半は今プレイオフ球団最少となる42得点と失速し、対サンダー戦今季初黒星となった(レギュラーシーズンは3戦全勝)。
カリーはプレイオフ45試合連続で3Pをマーク。1995年から2000年にかけ、レジー・ミラーが樹立した。そのカリーは、「第1戦を落とすのは良くない気分だ。ホームならなおさらね」と悔しさを表しつつ、巻き返しを誓った。
「自分たちを示し、挽回するチャンスがあるのはうれしい」。
第2戦は18日(日本時間19日)に同会場で行なわれる。
動画
現地5月16日 C決勝 サンダー vs ウォリアーズ 第1戦
現地5月16日 KD ウェストブルック カリー トンプソン C決勝第1戦
現地5月16日 ステフィン・カリー プレイオフの3P連続試合記録(45)でレジー・ミラーを抜き歴代首位に
現地5月16日 ステフィン・カリー 前半終了間際の3ポイントシュート
現地5月16日 ベストファストブレイク / ケビン・デュラント
現地5月16日 オクラホマシティ・サンダー / C決勝第1戦後記者会見
現地5月16日 ゴールデンステイト・ウォリアーズ / C決勝第1戦後記者会見
現地5月16日 ベスト・オブ・ファントム C決勝 サンダー vs ウォリアーズ 第1戦