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「どれだけ力を込めても折れない」シャープペン、ゼブラが開発 中で詰まることもない

» 2014年10月07日 20時21分 公開
[ITmedia]

 ゼブラは10月7日、「どれだけ力を込めても芯が折れない」というシャープペンシル「デルガード」を11月12日に発売すると発表した。芯が内部で詰まって出なくなることを防止する機能も備えるという。「シャープペンに対する中高生の一番大きな不満を、通常の使い方で解決した初めての商品」と胸を張っている。価格は450円(税別)。

photo デルガード
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 垂直に強い筆圧が加わると、軸に内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃し、折れないようにする機構を搭載。斜めに強い筆圧が加わわると、先端の金属部品が自動で出てきて芯を包み込み、ガードするという。

 さらに軸内部にシャープ芯を誘導する部品を取り付け、短い芯でもずれて詰まることがないようにした。「芯折れや芯詰まりを気にせずに使えることで、毎日の勉強やテストなどの大事な場面で、ユーザーが安心して書くことに集中することができる」としている。

 同社によると、シャープペンシルを最も多く使う中高生の不満は芯折れや詰まり。同社は自社技術による高機能シャープペンがなかったが、「ハードユーザーである中高生の不満を解決する画期的な機構の開発」を2009年からスタート。他社製品にも折れないことをうたうものはあったが、「通常の使い方をするものではなかった」として、使い方を気にせず折れない機構の開発にこだわったという。

 芯折れと詰まりを解決する機構のアイデアを60以上出し、試作と実験を重ねた。特に斜め方向の筆圧による折れを解決する機構の開発に難航したという。商品名は、金属部品が自動で出て芯をガードすることから「デルガードシステム」と名付けた。

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