メモ

Androidアプリに世界で一番お金を支払っているのは日本


アプリストアのデータ分析を行うApp Annieが、2014年6月25日に開催されるGoogleの開発者向けイベント「Google I/O」の直前に、2013年第1四半期から2014年第1四半期までのGoogle Playにおけるアプリのダウンロード数と収益に関するありとあらゆるデータを公開しました。

App Annie Special Report: A Look at the Growth of Google Play | App Annie Blog
http://blog.appannie.com/google-io-special-report-launch-2014/

Google Playに登録されているアプリの総数をグラフ化したのが以下になります。Googleは2013年7月に「Google Playに登録されたアプリの数が100万個を突破した」と発表。2013年7月からグラフは一度も下降することなく、緩やかに上昇し、2014年6月には登録アプリ数が150万個を突破しました。2013年7月から2014年6月にかけての登録アプリ数の成長率はおよそ60%とのこと。


2013年第1・第3四半期、2014年第1四半期における、アプリのダウンロード数を見てみると、2013年第1四半期から2014年第1四半期まででダウンロード数は50%増加。


一方、2013年第1・第3四半期、2014年第1四半期におけるアプリの収益を見ると、約1年間で2.4倍に増えていることがわかります。


2013年第1四半期と2014年第1四半期にダウンロードしたアプリの数が多い国トップ5と、アプリダウンロード数をグラフにしたものが以下になります。注目すべきはブラジルで、アプリのダウンロード数が1年間で2.6倍になっています。一方、韓国は1年を通してもアプリのダウンロード数がほとんど変わりません。


2013年第1四半期と2014年第1四半期における、アプリの収益が高かった国、つまりアプリに消費した金額が高かった国のトップ5と、その収益をグラフにした下記の図を見ると、日本がダントツの1位で、アプリに支払った金額は1年間で2.4倍にも増加しました。


2014年第1四半期のアプリのダウンロード数と、アプリに支払った金額の多い国トップ10が以下になります。英語表記の国名の右側に書かれているのが2013年第1四半期での順位。ブラジル・トルコ・インドネシアといった国は、アプリのダウンロード数を1年間で大幅に伸ばしています。


こちらのグラフはダウンロードされたアプリの内訳を表わしています。水色が「ゲーム」で、紺色が「ゲームでないアプリ」を示しており、「ゲームでないアプリ」は総ダウンロード数の半数以上。


しかしながら、アプリの収益の内訳を「ゲーム」と「ゲームでないアプリ」に分けたグラフでは、ユーザーがお金を払ったアプリは90%以上がゲームになっています。


アプリのジャンル別ダウンロード数・収益をグラフ化してみると、全ジャンルのアプリダウンロード数と収益の両方とも増加。特に顕著なのが、「Line」などのチャットアプリを含む「Communication」に分類されるアプリで、収益が1年で2倍以上になりました。


Google Playのアプリ月間ダウンロード数と収益を棒グラフで表わしたものが以下の2つ。紺色で示されている「ダウンロードは無料で、それ以上のサービスに課金が発生するアプリ」は、ダウンロード数では約半分、収益では約98%を占めており、水色の無料アプリや黄色の有料アプリと比べると群を抜いている結果に。


2014年5月にアプリに支払った金額が高い国トップ5は順番に韓国・日本・アメリカ・ロシア・ブラジルになっており、アジアのアプリマーケットがいかに巨大であるかがわかります。


上記のデータをまとめると、Google Playにおけるアプリのダウンロード数・収益は1年間で劇的に増加し、ブラジル・ロシア・メキシコといった国が数字を伸ばしたことが大きな要因となっているとのこと。収益だけに注視すると、日本・アメリカ・韓国が大きなマーケットであり、アプリの中でも「ゲーム」が収益の大部分を占めていることが判明しました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
iPhoneアプリを販売したらこうなったよという売上の記録と教訓 - GIGAZINE

スマートフォンのアプリに広告を掲載せずに収益化を実現する7つの方法 - GIGAZINE

Androidアプリの10本に1本がマルウェアという調査結果をTrendMicroが発表 - GIGAZINE

Android用アプリ開発が難しい原因が機種数の多さによる断片化であることがよくわかる図 - GIGAZINE

アップルのApp Storeにマルウェア認定されたアプリが初出現 - GIGAZINE

iPhoneアプリの作り方講座で生徒の年収がなんと5倍に - GIGAZINE

in メモ,   モバイル,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.