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ウォリアーズのステフィン・カリーが2年連続シーズンMVPに輝く

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Stephen Curry 2015-16 MVP

5月10日(日本時間11日)、NBAはゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーを2015-2016シーズンのKia NBA Most Valuable Player Award(シーズンMVP)に選出した。昨季に続いて2年連続のシーズンMVP受賞は、NBA史上11人目となる。

カリーは130人のメディア関係者、ファン投票枠による投票で合計1310ポイント(1位票130+ファン投票枠1の合計131)を獲得した。満場一致でシーズンMVP受賞者が決定したのは、NBA史上初。2位はサンアントニオ・スパーズのカワイ・レナード(634ポイント/1位票0)、3位はクリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズ(631ポイント/1位票0)だった。

投票は各投票者が1~5位の選手を選び、1位票10ポイント、2位票7ポイント、3位票5ポイント、4位票3ポイント、5位票1ポイントを付与。最も合計ポイントの高い選手が同賞に選出される。

今季のカリーは、レギュラーシーズン79試合に出場し、1試合平均得点(30.1)、3ポイントシュート成功数(NBA新記録の402本)、フリースロー成功率(90.8%)、平均スティール(2.14)でリーグ最高の成績を残したほか、6.7アシスト、自己最多となる5.4リバウンドを記録し、ウォリアーズのNBA年間最多勝利記録(73勝9敗)達成に大きく貢献した。フィールドゴール成功率でも、ガードの中では今季最高の50.4%、リーグ2位の3P成功率45.4%をあげ、年間FG成功率50%以上、3P成功率40%以上、フリースロー成功率90%以上をマークした史上7人目の選手となった。

カリーを中心とした今季のウォリアーズは、開幕24連勝、1シーズンでのロード戦勝利数(34)、ホーム54連勝(昨季レギュラーシーズンのラスト18連勝を含む)というNBA新記録を樹立。また、レギュラーシーズンを通じて連敗せず、同じ相手に2敗を喫しなかった史上初のチームとなった。

そのほか、ウォリアーズはNBA史上初の年間3P成功数1000本超え(1077本)を達成したほか、カリーは昨季マークした年間3P成功数のNBA記録(286本)を116本上回る年間402本にまで数字を伸ばした。さらに、現時点まで152試合連続で1試合1本以上の3Pを成功させている。

カリーが2015-16シーズンに達成したその他の主な記録は以下の通り。

  • リック・バリー(1974-75)、マイケル・ジョーダン(3度)、ドウェイン・ウェイド(2008-09)以来初、史上4人目の年間平均30得点以上、6アシスト以上、5リバウンド以上、2スティール以上を記録。
  • ウォリアーズの選手としては、1966-67シーズンのバリー以来初の年間最多平均得点を記録。
  • 前年度のシーズンMVP選手の中では、平均得点の前年比で過去最高の+6.3を記録(昨季は平均23.8得点)。
  • 2月27日(同28日)に行なわれたオクラホマシティ・サンダー戦(オーバータイムの末ウォリアーズが121-118で勝利)で、決勝点となった3Pを含め、1試合でのNBA最多記録に並ぶ12本の3Pを成功。


投票結果

選手(チーム) 1位票 2位票 3位票 4位票 5位票 合計
S・カリー
(ウォリアーズ)
131 - - - - 1310
K・レナード
(スパーズ)
- 54 34 26 8 634
L・ジェームズ
(キャバリアーズ)
- 40 48 34 9 631
R・ウェストブルック
(サンダー)
- 29 37 28 14 486
K・デュラント
(サンダー)
- 2 7 22 32 147
C・ポール
(クリッパーズ)
- 4 3 9 37 107
D・グリーン
(ウォリアーズ)
- 2 - 6 18 50
D・リラード
(ブレイザーズ)
- - 1 4 9 26
J・ハーデン
(ロケッツ)
- - 1 1 1 9
K・ラウリー
(ラプターズ)
- - - 1 3 6
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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ