殴るのに最適なギター!おすすめ7選!
会社や学校、その他様々な場所で理不尽な仕打ちを受け、腹わたが圧縮鍋で調理したボルシチのようにグツグツと煮えくり返り、むかつく。
今すぐあいつを金属的なもので殴りたい。と思いながらもグッと堪え、悶々とした気持ちで日々を過ごしている。
そんな人が多いのではないだろうか。
よくやっていると思う。頑張っていると思う。
世の中にはすぐにカッとなって、鋭利な刃物や、栄養のある葉もので、人を刺して殺してしまうような残忍な人が多々おられる中、あなたは我慢をしている。
殴りたい気持ちを抑えて、我慢をしているのだ。
握りしめたその拳から流れる血は、とても美しいと思う。
しかし、誰にだって我慢の限界はある。
そんな時は、殴ってみてはどうだろうか。
ゴルフクラブ、金属バット、灰皿、植木鉢。
世の中には様々な殴るグッズがある。
しかしあなたはずっと我慢をしてきた、とてもかっこいい人間だ。
運転席でクラクションに何度も何度も頭を叩きつけて、泣きながら、ぷっぷっぷっぷーとしてきた。
そんなかっこいい人間が、上記のようなアホのヤンキーがカッとなって使うグッズを使用してはいけない。
かっこいい人間が使うグッズは、一つしかない。
エレキギターだ。
ローリングストーンズのギタリスト、キースリチャーズはライブ中にステージに上がってきた熱狂したファンをギターで殴ったのは有名な話である。
そしてキースはこのような名言を残した。
相手の頭をブン殴るには、やっぱりギブソンよりフェンダーなんだよな。完璧だぜ、あれは。テレキャスのカーブほど首筋にピッタシはまるもんはないって。
しかしこの場合、キースが殴ったファンは欧米人である。
日本人と欧米人では体格などに圧倒的な差がある為、あなたが殴りたい対象の首筋に、テレキャスがピッタシはまらない可能性が出てきてしまう。
あなたは散々苦しめられ、我慢したのだから、やはり殴る時ぐらいピッタシはまらないと、スッキリしないのではないだろうか?
私がいくつか紹介するので、この中から相手の首筋に合わせ、チョイスし、あなたの殴りたい相手にピッタシくるエレキギターを是非見つけて頂きたい。
殴るのに最適なギター!おすすめ7選!
フェンダー テレキャスター
上に記載した通り、キースリチャーズが使用するギターである。
テレキャスターはソリッドボディであり、中が詰まっているので打撃としては申し分ないダメージを与えられる。
そのアシンメトリーに湾曲したカーブは見事、相手の首筋にフィットして、あなたをスッキリさせることだろう。
フェンダー ストラトキャスター
これぞザ・エレキギターである。
その形状、音色は多くの馬鹿な子供達を馬鹿な大人にしてきた。
このギターを使用する場合は、ジッポのオイルをかけて燃やしながら使ってほしい。
ギブソン レスポール
圧倒的な重量、詰まりに詰まったそのボディ。
左右どちらでも使えるリバーシブルなくびれは、あなたが憎むあいつを二度殴るだろう。
ギブソン ES-335
このギターはセミアコースティックと呼ばれ、中が空洞となっている。大きさからは想像もできないような扱いやすさで、ゼロ距離から最大限の力を発揮するだろう。ヒット時の音はブルージーであり、あなたの憂鬱であった日々をそのまま表現してくれる事だろう。
ギブソン フライングV
まず、V字になっている部分で相手を壁に追い詰め、その後に殴るという、捕獲機能まで搭載された一品。このギターで捕獲し、上記のレスポールなどで力を溜めて殴るなど、合わせ技も有効である。
グレッチ テネシアン
私をグレッチでぶって、と歌った椎名林檎氏であるが、あのグレッチとは浅井健一のテネシアンを指す。椎名さんがぶってと言うぐらいなので、その破壊力はお墨付きであろう。
フェンダー プレジョンベース
エレキギターだけを紹介しようと思ったのだが、書いていくうちに、これも、あれもと思い出したので、ベースも加える事とする。
ご存知、セックスピストルズのシド・ヴィシャス、クラッシュのポール・シムノン使用ベースである。もはや壊す、殴るの代名詞と化したこのプレべで、あなたは憧れのロンドンコーリングのジャケットのようにむかつくあいつを破壊するだろう。
ギターより更に重量がある為、女性は少し扱いにくいかもしれないので、腕力に自信のある方は是非試して欲しい。
いかがだったでしょうか。
このようなクソみたいな記事を読んで、少しは気が紛れましたか?
それなら私はとても嬉しいです。
なぜなら、人をエレキギターで殴ってはいけないからです。
しかし、エレキギターは弾くことができます。
大きなアンプにつないでさ、
思いっきり掻き鳴らしてくれよ。
それがブルースなんだぜ。