台湾最強のジャンクフード!? 台湾煮込みそうめん「麺線」が日本でもジワジワ来てる

新宿で食べられる、台湾のグルメをご紹介します。日本で人気の台湾グルメといえば、魯肉飯、小籠包、牛肉麺、マンゴーかき氷など、数多くの種類がありますが、そんな中、最近じわじわとキている「麺線(めんせん)」をご存知でしょうか。麺線は一言でいうと「そうめんのような細い麺が、牡蠣やモツなどと一緒にカツオだしのきいた粘り気のあるスープで煮込まれたもの」。台湾で麺線の魅力に気づいてしまったほそいあやさんのレポートです。(新宿のグルメ台湾料理

台湾最強のジャンクフード!? 台湾煮込みそうめん「麺線」が日本でもジワジワ来てる

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こんにちは! ほそいあやです。

日本人に人気の台湾グルメといえば、魯肉飯、小籠包、牛肉麺、マンゴーかき氷など、たくさんありますよね。

そんな中、最近じわじわとキている台湾グルメに「麺線(めんせん)」があるのをご存知でしょうか。

 

麺線との出会い。正直あまり期待していなかった、が……

 

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最近2ヶ月に一度のペースで台湾旅行をしているのですが、いきすぎて周囲から「何かあったのでは」と心配されるようになってしまいました。単に料理がすべからく美味しいのでいきたくなっちゃうというシンプルな理由であります。めちゃくちゃ暇な食いしん坊か。

 

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麺線は一言でいうと「そうめんのような細い麺が、牡蠣やモツなどと一緒にカツオだしのきいた粘り気のあるスープで煮込まれたもの」。

麺ではありますが食事というよりはちょっと小腹が空いたときのおやつ感覚で食べられています。

 

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左の鍋が麺で、右が具のモツ。

麺はつねに煮込まれています。ぐでんぐでんです。麺線に「コシ」という概念はありません。

 

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麺にモツを乗せ、パクチーをふった「大腸麺線」。小(45元)。

麺がやわやわで短くブチ切れていて、エノキみたいな見た目。スープもあんかけのあんのようにもったりしてるので、レンゲやスプーンだけで食べられます。もう麺ではない他のジャンルの食べ物だわ。

 

正直「このどろどろ具合…これはどろどろマニアの食べ物だろう」と思っていて、あまり期待はしていなかったんです。

しかし!

これがうまいのなんの〜〜〜!

カツオだしってほとんどの日本人の口に合うのかも。台湾料理は八角の味がするのが多いけど、和風のだしのきいた食べ物もあるんですね。

 

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私が好きなのは牡蠣麺線。どろどろスープがよく絡んだ小粒の牡蠣、うめえ!

お店には辛味調味料やにんにくなどが用意されているので、小皿に入れて少しずつ加えます。

やさしいうまみを辛みで引き締めると急に中華料理っぽくなる。いやこれ中華料理か。無意識にカツオだしによる和食への変換がされていたようです。

 

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それにしても箸だと食べづらい麺ってなんなのさ。

レンゲだけでOKだけど、むしろ飲み物なのでお椀に口をつけてズビズビっと吸うのが一番合理的な食べ方かもしれません。

しかしうまい。どんな食べ方をしてもうまい。

 

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みんな麺線小椀と他の料理を組み合わせていました。

麺線はほとんど水分のようなものなので、これだけだとあまりお腹に溜まりません。おやつ感覚かサイドメニュー的に食べられているようです。胃弱メシとしても活用できるでしょう。

 

 

日本でも麺線を食べられるお店はある!これはもう「500円で行ける台湾」!

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さて、日本に戻りました。

日本の麺線のお店は今のところわずかですが、最近オープンしてじわじわと話題になってきているお店があります。

  

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西新宿にある「台湾佐記麺線&台湾バル888」。

看板メニューは麺線!

 

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お昼は「台湾佐記麺線」で、夜は「台湾バル888」となります。

夜も麺線や魯肉飯を食べられ、台湾のおつまみで一杯やることができます。

 

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お昼のメニューはこちら。すべてテイクアウトOK。

 

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にんじんレモン水と、

 

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台湾くるくるおにぎりを食べながら麺線を待ちます。

五穀米のおにぎりには台湾風味付けの肉操(バーソー)と高菜がつまっていて、携帯肉操飯という感じ。

 

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麺線です!

ぷるぷる具合といい、あちらで食べたのとそっくり。

 

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具はモツ、あさり、鶏肉。あさりは牡蠣の代わりかもしれないけど、貝のだしが出てます。

3種類の具がたっぷり入っているのがいいです。

 

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一口すすると、もうそこは台湾。

とろみといい、カツオだしの味といい、直球の台湾味です!

もうこれは、500円で行ける台湾といってもいいでしょう。

 

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おすすめしたいのが「追っかけパクチー」。150円で山盛り出てくるので、これを……

 

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わさ〜〜っと乗せて食べよう!

大満足でございます。

 

以上、店のあちこちから「ずるずる」という音が聞こえてくる幸せ空間「台湾佐記麺線&台湾バル888」でした!

 

 

朝食にも、おやつにも、お酒の後にも。家でも麺線を作ってみよう 

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さて、こちらは麺線帰りにふらりと立ち寄った中華食材のお店「華僑服務社」。新大久保にあります。

 

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加工品から冷凍食材まで幅広い品揃えでびっくり。

もしかしたらあるかしら? と思い探してみると……

 

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あった!

売ってるんだ…

 

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大きい気がするけど、何人前だろう? と思ってよく読むと、

な、なんと「8〜10椀」……

そうか、お店の人が買っていくやつか。

牡蠣風味ですが、牡蠣は入っていません。

 

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麺は細い輪ゴムのような感じで、弾力があります。食べてみると塩気がありました。 

 

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2リットルのお湯を沸かし、麺を調味料と一緒に10分煮込み、最後に付属の片栗粉を水で溶いて回しかければ完成。

とても簡単でした。 

しかしこの量どうすんだよ。

 

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パクチーと、付属の辣油をたらしていただきます!

うん! これこれ。間違いなく麺線です。

家でも食べられることがわかってよかった。3日間3食麺線になるけど。

ただ、麺線はお粥のようなもので、食べたそばからお腹が空いていくので意外にぺろっといっちゃうかもしれません。

そんな霞のような食べ物です。

朝食にも、おやつにも、お酒の後によし。

なにより日本人の舌に馴染みやすい味なので、今後ブームが到来する可能性もあるかもしれません。

 

以上、台湾グルメのニューカマー、「麺線」のおはなしでした!

 

 

紹介したお店「台湾佐記麺線&台湾バル888」

台湾佐記麺線&台湾バル888

住所:東京都新宿区西新宿7-12-12 サギヤビル101

TEL:03-3365-3050

r.gnavi.co.jp

 

ほそいあや プロフィール

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ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/

                             
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