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カカクコム/女性向けECファッションブランド「Love,Bonito」に出資

2018年02月06日 10:20 / 海外

カカクコムは2月1日、東南アジアでオンラインでの販売を中心に展開する女性向けファッションブランド「Love,Bonito(ラブボニート)」(LB社)へ戦略出資したと発表した。

<ラブボニートのトップページ>
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出資比率は18.8%で、取締役議席を一つ得ることによりLB社はカカクコムの持分法適用会社となる。

海外展開の一環としてASEAN地域を中心に戦略出資を実施しており、LB社への出資は2社目となる。

「ラブボニート」は、東南アジアで急成長中の20~40代女性向けファッションブランド。商品の製造から販売まで自社で行い、自社サイトでのネット通販を中心に展開している。

InstagramやFacebookといったソーシャルメディアなどを活用し、各地域のニーズやトレンドに合わせて機動的且つ効率的な商品開発を実施、さらに実店舗と連動したオムニチャネル戦略も積極的に推進するなど、新しいショッピング体験を現地の生活者に提供している。

今後は提供4か国でのさらなるサービス拡大と併せて、アジア各国への事業展開を行う予定だ。

LB社の創業者であるRachelLim氏は大学時代に同社を設立し、共同創業者とともに事業を急成長させており、2016年には米Forbesによる「30Under302016Asia(アジアを代表する30歳以下の起業家30人)」に選出されるなど、起業家としても国際的な注目が集まっているという。

カカクコムでは、2011年から価格.comの海外ブランド「Priceprice.com」をアジア4か国で運営し、2017年6月にはシンガポールの個人向け金融比較サイト「MoneySmart.sg」への戦略出資を行うなど、海外事業の拡大を積極的に推進している。

インターネットビジネスの拡大が進むASEAN地域においては、特にファッションEC市場のさらなる成長が見込まれていることから、現地の生活者に密着したサービス展開をさらに加速させることを目的に、今回ファッションEC領域で戦略出資第二弾を実施した。

女性人口の7割超が40歳以下で構成される東南アジアにおいて、「Love,Bonito」は各国のユーザーニーズにマッチしたローカルブランドとして20~40代女性から高い支持を受け、順調に成長を続けている。

今回の出資により、カカクコムが20年にわたるサービス運営で培った技術やマーケティング、データ分析などの知見を提供することで、LB社のサービス強化や多国展開を支援する。

カカクコムにとってもLB社が有するアジア女性のオンライン行動データやソーシャルマーケティングなどに関するノウハウの吸収が期待できるという。

■Love,Bonito
https://www.lovebonito.com/

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