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ポール・ピアースがセルティックス永久欠番式典で感動「これ以上の名誉はない」

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2月11日(日本時間12日)にTDガーデンで行なわれたクリーブランド・キャバリアーズ戦後、ボストン・セルティックスは、1998年から2013年まで在籍し、2008年の優勝に貢献したポール・ピアースの背番号永久欠番式典を執り行った。

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試合はキャブズに99-121で敗れたものの、セルティックスの選手、ファン、会場に詰めかけた元所属選手たちは、ピアースの功績を祝福した。

式典の様子を、『The Associated Press』のカイル・ハイタワー記者が伝えている。


クリーブランド・キャバリアーズ戦後、ポール・ピアースはボストン・セルティックス史上23人目となる永久欠番入りを果たした。キャブズ戦後、チームカラーであるグリーンを基調としたチェックのジャケットを着たピアースは、球団が新たに命名したロッカーからコートに繋がる通路『ポール・ピアース・プレイヤーズ・トンネル』からTDガーデンのコートに登場。式典で34番のジャージーが掲揚された瞬間、会場内のファンは『Thank You, Paul Pierce!』のチャントでピアースを称えた。

式典後の会見で、ピアースは「今日は自分にとって特別な日」と語った。

「もしバスケットボール殿堂入りを果たせなかったとしても、僕にはセルティックスの永久欠番という称号だけで十分だ。それだけで感無量だ。セルティックス史に残るということは、未来永劫残るということ」。

昨季終了後に現役を引退したピアースは、3ポイントショット成功数(1823)、フリースロー成功数(6434)、スティール(1583)で球団記録を樹立した。また、セルティックス時代に記録した通算2万4021得点は、ジョン・ハブリチェックに次いで歴代2位。15年という在籍年数も、16年在籍したハブリチェックに次いで歴代2位の数字だ。

セルティックスは、ピアースの功績を祝い、バナーのレプリカ、ロレックスの腕時計、TDガーデンのコートの一部、ステンドグラスで装飾された34番の置物をプレゼントした。試合中には、イングルウッド高等学校時代からの足跡を追った特別映像が会場内のモニターに流された。その映像には、マジック・ジョンソン、コービー・ブライアントらレジェンドからのサプライズメッセージも収録され、ブライアントから「君は全てのセルティックスレジェンドを誇らしい気持ちにさせた」というメッセージを贈られると、ピアースは笑顔とともに喜んだ。

式典には、ともに2008年の優勝に貢献したケビン・ガーネット、ドック・リバース・ヘッドコーチ(現ロサンゼルス・クリッパーズHC)、ラジョン・ロンド(ニューオーリンズ・ペリカンズ)らも出席。式典で感謝のスピーチを述べたピアースは、家族について話し始めた瞬間、感極まった。そして式典後の会見で、永久欠番という名誉について、こう述べた。

「自分はレガシーを残せた。高校時代、大学時代の背番号も永久欠番になった。でも、ボストン・セルティックスの永久欠番を超える名誉はない」。

原文:Paul Pierce joins Boston Celtics legends as team retires his No. 34 by Kyle Hightower/The Associated Press(抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ