レゴが「植物ブロック」の原料に実際の植物を使用すると発表

レゴは「2030年までにレゴブロックの素材に石油を原料とするプラスチックを使用せず、『持続可能な新素材』を使用する」と宣言しており、新たな素材でのレゴブロックの製造方法を研究していました。2018年3月1日(木)に新素材の第1弾として、レゴは「葉」「茂み」「木」などの植物ブロックをサトウキビを原料としたプラスチックから作ることを発表しました。植物由来の原料を使用した新しいブロックは2018年中に登場するとのことです。

LEGO Plants Made From Plants - News Room - About Us LEGO.com
https://www.lego.com/en-us/aboutus/news-room/2018/march/pfp/

Lego to launch its first sustainable, plant-based plastic bricks this year
https://newatlas.com/lego-plant-plastics/53656/

レゴは環境への取組みとして「2030年までにレゴブロックの素材に石油を原料とするプラスチックを使用せず、『持続可能な新素材』を使用する」と宣言し、2015年に「Sustainable Materials Center」を設立しました。そして同センターに対して、新たなブロックの製造方法を研究するために1億6500万ドル(約170億円)の投資を行っています。

この取組みの結果、サトウキビから生成されるエタノールをレゴブロックの原料として利用できることがわかり、植物由来のポリエチレンプラスチックの製造が実現したとのことです。

By Daniel Ramirez

レゴは新しい植物由来のプラスチックが製造可能になったことで、材料に合わせて「葉」「茂み」「木」などの植物ブロックの原料として100％使用するそうです。これによりレゴで製造するレゴブロック全体の1～2％ほどを植物由来の原料が占めることになるとのこと。

レゴ・グループの環境責任部門のティム・ブルックス氏によると、「植物ベースのポリエチレンは従来のものと全く同じ性質を持っているため、質感や外観に違いを感じることはありません」と語っており、従来のプラスチック製品と何一つ違いを感じることはないと説明しています。

By Sunny Ripert

植物由来の新しいレゴブロックは2018年中に登場するとのことです。