「バーミヤン」でファミレス飲みしたら2,000円もしないで楽園に行けた

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近年、ファミレスが復調の兆しを見せていることをご存じですか?

その理由の一端にあるのが、ずばり「ファミレス飲み」。おいしい料理を安く提供してくれるだけじゃなく、お酒もしっかり低価格。ヘタな居酒屋さんに行くよりもおいしく楽しく飲めると、すっかり市民権を得た模様です。

 

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そんななかで、私が注目しているファミレスが中華レストラン「バーミヤン」。

言わずと知れた中華専門のファミレスですが、意外に本格的な中華料理を味わえると、あらためて評価が高まりつつあるのです。さらにお酒も、ほかに類を見ないほどに安い!

 

そこでふと頭に浮かんだのが今回の企画。「バーミヤン飲み」の魅力を心行くまで堪能できるのは、いったいどんなオーダー法なのかと……。

というわけで予算を「2,000円(税抜)まで」に設定し、飲み会好きな男性陣に「俺の考える最高のバーミヤン飲み」の提案をしてもらうことにしました。

 

今夜決定!「バーミヤン飲み王」選手権

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参加者は3名。バーミヤン吉祥寺ダイヤ街店で行われました。

左からYouTuberになりたいという夢を抱くリョウタさん(25歳)、B級グルメレシピ本を出版したばかりのライターの野木島さん(37歳)、酒よりも甘いものが大好きなデザイナーのまさんじさん(44歳)です。

彼らに与えられた予算は1人 2,000円(税抜)まで! 限られた予算のなかで彼らはどんなオーダーを組み立てるのでしょうか?

 

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仲良く並んで、さっそくメニューを熟読する3人。まさんじさんは、事前に地元のバーミヤンに行って予習をしてきたそうで……

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221702p:plainまさんじ:バーミヤンの魅力はもうしっかり体感済みよ。

 

とニヤリ。

対して、リョウタさんは……

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221718p:plainリョウタ:そんなに特別感を出さなくても。僕は日常的にバーミヤンを利用しているので、お得なオツマミも心得てます。

 

と普段からユーザーであることをアピール。

野木島さんは数年ぶりに足を運んだそうで……

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221745p:plain野木:えっ、こんなだったっけバーミヤン。

 

と、かなりリニューアルされていたメニューに戸惑っていました。

 

そんなこんなで熟考を重ねた3人は、各々の【男の美学】が詰め込まれたオリジナルのオーダーを完了。

 

まずはお酒をオーダー

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まずは頼んだお酒がやってきました。もちろん酒代も予算に組み込まれるので、ヘタに高いものをオーダーしてしまうと後の食事のメニューに響きます。

そこをまったく考えていないかのような野木島さんの「キリン一番搾り 生ビール」(450円/税抜)チョイスですが、これにはからくりがありました。なんと、平日14:00~18:00はハッピアワーのため、200円(税抜)という破格の値段で提供されるのです。

盲点だった!

 

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リョウタさんは、普段から愛飲しているという 「梅酒ロック」。驚くなかれ、なんとこのグラス1杯の値段は……100円(税抜)なのです。

そのほかにも、赤・白ワイン紹興酒が同じ値段で楽しめるというではありませんか。

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221718p:plainリョウタ:最高に安い1杯ですよね。しかも濃い目のお酒なので、これ1杯ですぐ酔える点にも目をつけました。

 

と自身の選択にご満悦。

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さて、まさんじさんはというと……

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221702p:plainまさんじ:私は「いいちこ」(349円/税抜)のロックです。

 

ほかの2人に比べて、少しお高めな値段なうえに、そこそこイカツいチョイス。スイーツ好きじゃなかったのか、まさんじさん!

 

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しかし、彼はおもむろに席を立ち、ドリンクバーのグラスにメロンソーダを注ぎ出しました。

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そして、その中にさきほどのいいちこを少しずつ入れていく。なんと、自作のメロンソーダサワーを完成させたのです!

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221702p:plainまさんじ:実は、バーミヤンには焼酎ボトルを頼むと「焼酎用ドリンクバイキング」(159円/税抜)という画期的なシステムがありましてね。これを使えば、1杯のいいちこでかなりの量をサワーやお茶割りを楽しめるってわけですよ。今回は地元のバーミヤンではないのでボトルキープができず断念!

 

まさんじさんはこれでお酒オーダーを最後にするつもりのようです。なるほど、これは賢い。あと、いいちこをメロンソーダで割っちゃうあたりが甘党!

 

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お酒を片手に乾杯する3人。飲みながら、それぞれが頼んだ料理の到着を待ちます。

 

【男の美学①】若者でしかあり得ない「揚げ物主軸」オーダー

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料理がやってきました! まずはリョウタさんのオーダーはこちら。

まず「揚げワンタン」(299円/税抜)と「ポテト&からあげ」(299円/税抜)ですが、こちらのおつまみ小皿は2皿頼むと500円(税抜)になる、お得なセットなのです。

メインは「油淋鶏」(599円/税抜)で、サイドにバーミヤン名物の「W焼餃子(12個)」(449円/税抜)を添えました。

合計1,548円+梅酒100円で予算内の1,648円(すべて税抜)。

 

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メニューチョイスのテーマはずばり「無茶する若者」。どう考えても20代までしか受けつけないであろう、恐ろしいほどの揚げ物だらけのチョイス。餃子もあえてダブルにしてしまうところが若者って感じですね。しかもいつのまにか、梅酒は飲み干してしまったようで、ハッピーアワーの「キリン一番搾り生ビール」を注文していました。

これで予算をギリギリまで使いきった形ですね。

 

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そしてさすが今回いちばんの若者。

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221718p:plainリョウタ:揚げ物サイコー! 餃子サイコー! これ流し込むビールサイコー!

 

と、おっさんであれば2日先まで胃もたれで苦しみそうな組み合わせをすべて1人でペロリと平らげていました。

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221718p:plainリョウタ:バーミヤンの餃子は安くてボリュームあっておいしいから、しょっちゅう食べているんですよ。でも飽きないところがすごい。

 

確かに、バーミヤンの餃子は肉汁の量がケタ違いで皮もモッチモチでおいしいんですよね。個人的にはどの専門店の餃子よりも好きです。

 

【男の美学②】炭水化物でアルコールを分解

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続いて、こちらはまさんじさんのチョイスです。

味玉ラーメン」(599円/税抜)、「酸辣湯麺」(599円/税抜)、「中華おこわの蓮の葉包」(299円/税抜)。

合計1,497円(税抜)……あれ? さっきのいいちことドリンクバーのセットは548円(税抜)だったので、若干オーバーしちゃいましたね。

 

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ペナルティとして予算以上の金額は自費ということで、しぶしぶ認めることにしました。

気を取り直してテーマを聞いたところ「炭水化物縛り」という返答が。見たままではありますが、なぜこんなチョイスを……。

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221702p:plainまさんじ:お酒を飲んだ後って、〆にラーメンをやたら食べたくなるじゃないですか。あれって、炭水化物がアルコールの分解にエネルギー源として必要だからなんですよ。つまり炭水化物でお酒を飲めば、飲んでる傍から分解していってくれるんじゃないかって……。

 

つまり、まさんじさんなりの健康的な飲み方というわけですかね……。

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最近のバーミヤンはラーメンにとても力を入れていると聞きます。本格的に開発研究がなされており、もはやライバルはラーメン専門店なんだとか……。

もちろんまさんじさんも大絶賛。

 

f:id:Meshi2_IB:20180201221702p:plainまさんじ:「酸辣湯麺」すごい! 高級中華料理店のものと遜色ない! それと「味たまラーメン」、これは並んででも食べたいレベル。

 

と、麺をずるずる食べてはメロンソーダサワーを飲む動作を繰り返していました。

合うのか、それは。

〆に「中華おこわの蓮の葉包」を食していましたが、こちらも絶品。小腹にちょうどいいくらいの量で「デザート感覚で食べられた!」とのこと。

 

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とはいえ、まさんじさんの40代の体にこの量の炭水化物はだいぶきてしまったようで、いいちこを温かいプーアル茶で割って胃を休めていました。

こういう時に便利ですね、ドリンクバイキング。

 

【男の美学③】セットメニューとアイデアを賢く活用

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こちらが野木島さんのチョイス。

一見すると、かなり高額になりそうな組み合わせですが、実はこれが意外にリーズナブル。「麻辣担々麺+餃子・半チャーハンセット」(1,089円/税抜)に「黒豆板醤のコク旨マーボ豆腐(辛口)」(499円/税抜)を組み合わせて合計1,588円(税抜)に収めました。

先ほどのハッピーアワーのビールも含めてトータル1,788円(税抜)ですね。

 

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さらにハッピーアワーのビールも追加し、満足気に自分のラインナップを眺める野木島さん。テーマは「セットメニューとアイデアの駆使」だそうです。

確かに、セットにすれば1,000円ちょっとで3品も食べることができるし、そこに気になるメニューを1品追加してしまえば何も言うことありませんよね。辛味を重視したあたりも、お酒に合う料理の選択としては良い線だと思います。

しかし、さらに野木島さんはここからアイデアを炸裂させていきました。

 

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半チャーハン」に「黒豆板醤のコク旨マーボ豆腐(辛口)」をかけて、マーボチャーハンを爆誕させたばかりか、

 

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黒豆板醤のコク旨マーボ豆腐(辛口)」に「餃子」をダイブさせ、マーボ豆腐を新しい調味料として提唱する始末。これにより、彼が食した料理は本来オーダーした4種+2種と数えられます。

ここまでバーミヤンを満喫してる人、正直初めてみたわ!

 

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結果、残金の額においても、メニュー選択のセンスにおいても野木島さんがダントツで優秀と判断。さらにバーミヤン広報担当さんからも「バーミヤンをとことん楽しみつくせるチョイスでした」とお墨付きをいただきました。

というわけで、今回の優勝は野木島さん! おめでとうございます!

 

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今回、泥酔とまではいきませんが、ほろ酔いくらいにお酒をたしなむことに成功。料理もかなりの品数を頼めましたし、結果的に、2,000円(税抜)という予算の中で、思う存分飲み食いして豪遊できたのではないでしょうか。

つまり、バーミヤンのコスパ最高! 

たった2,000円で天国に行けるステキな飲みどころとして、今後も活用していきたいと思います。

 

お店情報

バーミヤン 吉祥寺ダイヤ街店

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-7-8 マーブルビルB1
電話番号:0422-28-7100
営業時間:11:00~24:00
定休日:無休
ウェブサイト:https://www.skylark.co.jp/bamiyan/

 

書いた人:西たまお

西たまお

大学在学中より映像ディレクターを志し、映像制作会社で宣伝を務めた後に、広告代理店に社内ライターとして勤務。2016年より独立し、フリーに。主にWEBサイトで健康や食、お笑いに関するさまざまな記事を執筆中。

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