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金沢21世紀美術館で展覧会「工芸とデザインの境目」 ものづくり追求

展示の様子

展示の様子

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 金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)で現在、展覧会「工芸とデザインの境目」が開催されている。

【パノラマVR】21世紀美術館で開催中の「工芸とデザインの境目」

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 ものづくりとしての「工芸」と「デザイン」の境目を探る同展。プロダクトデザイナーで日本民藝(げい)館5代目館長の深澤直人さんが監修する。「工芸とデザインの違いを解く人も多いが、問うてもしょうがない問いをあえて突き付けてみるのが展覧会のもくろみ」とコメントする。

 同展では「プロセスと素材」「手と機械」「かたち」「経年変化(さび)」などの観点から、工芸とデザインの違いを考察し、最先端技術の発達により多様化が進む両者の可能性も探る。「工芸VSデザイン」と両者をあえて対立させる展示内容で、線引きを来場者の感性に問い掛ける。

 6室を設ける展示室の一つには、工芸品の「椀(わん)」と3Dプリンターを使って作られた「椀」の工程を分かりやすく比較できるよう展示。「工芸品としての椀」と「デザインされた椀」の違いに来場者が注目する様子が見られる。

 同時開催として、「カタチのたたずまい」(来年3月20日まで)、「SUPERFLEX One Year Project~THE LIQUID STATE 液相」(11月27日まで)、「アペルト05 樫木知子~Daydream」(来年1月9日まで)、「アペルト06 武田雄介」(来年1月21日から)を予定する。

 開場時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。休館日は、月曜(来年1月2日・9日、3月20日は開館)、12月29日~1月1日・10日。3月20日まで。

後援申請20141009
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