【脱定番】魚屋さんが「揚げだし豆腐」を作ったらこうなった!【秋鮭満喫レシピ】

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前回の「秋鮭といくらの親子パスタ」に引き続き、

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今回も鮭を使ったレシピ! だって秋鮭の季節でお手頃価格なのですから。今度の料理は「揚げだし」です。そうです、揚げだし豆腐の鮭Ver.! もちろん養殖もの(サーモントラウトなど)でもOKです。

つゆにもキノコを加え、水溶き片栗粉であんにしてあるので食べ応えバッチリ。使うキノコも好きな種類を使ってください。私が使ったキクラゲは生、コリコリ食感が最高でしたよ~!

 

魚屋三代目の「揚げだしサーモン」

【材料】2人前

  • 生鮭の切り身(今回は秋鮭を使用) 2切れ
  • えのき茸 1/2パック(100gくらい)
  • キクラゲ(乾燥のものなら3~5gを戻す) 50g
  • ししとう 3本~お好みの量
  • 大根おろし お好みの量
  • 塩 適量
  • 輪切り赤唐辛子 適量
  • めんつゆ(市販品:三倍濃縮) 大さじ4
  • 水 150ml
  • 日本酒 大さじ1
  • サラダ油 大さじ2
  • ごま油 小さじ1
  • 片栗粉 適量
  • 水溶き片栗粉(片栗粉1に対し水2で溶く) 適量
  • 三つ葉 適量

 

作り方

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1. 鮭の切り身を一口大に切り、軽く塩を振っておきます。えのき茸を3等分に切り、キクラゲも食べやすい大きさに切っておきます。ししとうはつまようじなどで数カ所穴を開けておきましょう。

 

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鮭を切る時、骨抜きでこの部分、血合い骨を抜くと食べる時に気にならないのでオススメです。

 

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2. 鍋にめんつゆ(エノキからも水分が出ますが、薄味が好みの方はめんつゆの量を減らして下さい)、水、日本酒を加えて一煮立ちさせたら、輪切り赤唐辛子とキクラゲとえのき茸を加えます。

 

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えのき茸とキクラゲに火が通ったところで水溶き片栗粉を加えてよく混ぜ、好みのとろみにしたら一煮立ちさせます。

※キクラゲは乾燥キクラゲを戻したものでもOK。ぬるま湯に30分くらい浸すと、3~5gで50gくらいに戻ります。

 

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3. 1の鮭をキッチンペーパーなどで抑え、余分な水分を取ったら片栗粉をまぶします。(ビニール袋に入れてまぶすと楽です)

 

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4. フライパンにサラダ油とごま油を熱し、ししとうを先に揚げ焼きにし、

 

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次に3の鮭を揚げ焼きにして油をよく切ります。器に2で作った熱々のあんを入れ、その上に揚げ焼きにした鮭とししとうを盛り付けます。最後に大根おろしを天盛りにしたら三つ葉を添えます。

 

ご飯にのせてもおいしい! しっかり「おかず」になる揚げだしです

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揚げだし豆腐だと、酒の肴や箸休め的な感じ(私のイメージでスイマセン……)なんですが、今回の一品はちゃんとおかずになるのがいいところ。秋鮭の季節にぜひ!

 

酒の肴に、魚屋の小話~サーモンとサーモントラウトの違いって?~

サーモン(鮭/サケ)とトラウト(鱒/マス)の違いって何? とたまに聞かれます。大まかに言えば「鮭は海に行き、海で暮らす。鱒は川や湖、淡水にとどまる」です。

さらにややこしいのが、「サーモン」と「鮭」と2つの表示があること。同じ鮭なのになぜ? 以前までは天然物の鮭(白鮭)を「鮭」と呼び、輸入物を「サーモン」と区別することが多かったらしいです。それから養殖物も「サーモン」と呼ぶことがありますが、これは「サーモントラウト(トラウトサーモン)」が正しく、海でニジマスを大きく育てたものを言います。

食べ比べると、鮭は上質な脂のり、サーモンは全体的に身が柔らかくてさらに脂がのりのり、といった感じ。お好みで選んでみてください!

 

近年、日本では海で育てた鱒がブランド化されていたりします。餌にハーブを与えたりして身質の向上を図るなど、産地によっていろいろ工夫されているみたいです。お店でぜひ探してみてくださいね。

 

作った人:魚屋三代目

魚屋三代目

本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で50年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。

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※この記事は2017年10月の情報です。

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