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シリア情勢図解

フリージャーナリスト桜木武史さんによるシリア情勢図解まとめ
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たきーし @sakusaku_tak

複雑なシリア情勢を一般の方々に伝えるにはどうしたらいいのだろうか。図式化すれば一目瞭然かと思い、以前に時系列で作成した勢力関係図を再掲します。約半年前の関係がこちらになります。一見すると、複雑です。 pic.twitter.com/x8kLOEiOLf

2017-11-12 07:13:57
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たきーし @sakusaku_tak

これを民衆蜂起が始まった2011年3月まで時間を巻き戻します。単純な構図です。 pic.twitter.com/s2mf6SamNr

2017-11-12 07:16:18
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たきーし @sakusaku_tak

半年後、平和的デモを武力で鎮圧するアサド政権に一部で反体制派側が自衛のために武装化を始めます。 pic.twitter.com/kvLkTePdX4

2017-11-12 07:19:11
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たきーし @sakusaku_tak

さらに数ヶ月が経過すると、イラクでの戦闘経験豊富なシリア人主体のアルカイダ系ヌスラ戦線が現れます。クルド人は民衆蜂起当初から参加していましたが、ここで書き加えました。そしてシリア全土に火種が拡がります。 pic.twitter.com/i5jUTKWliM

2017-11-12 07:49:23
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たきーし @sakusaku_tak

自由シリア軍とヌスラ戦線の猛攻にアサド政権単体では太刀打ちできず、外部からの助け、さらに混沌とした状況下でイスラム国がシリアに参戦します。空爆は激しさを増し、死傷者は急増します。 pic.twitter.com/ygwCjxS3Sc

2017-11-12 08:21:55
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たきーし @sakusaku_tak

欧米人の人質が殺害されたことをきっかけにアメリカ主体の有志連合がシリアでの空爆に踏み切ります。標的はイスラム国ですが、アサド政権と対峙するヌスラ戦線までも対象となり、反体制派には不満が募ります。 pic.twitter.com/B0YodAmQ8T

2017-11-12 08:59:52
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たきーし @sakusaku_tak

2015年4月、反体制派がファトフ軍を結成、イドリブ県を制圧します。さらにラタキア県に迫ると、ロシアの逆鱗に触れました。ラタキア県への侵攻はロシアの引いたレッドラインを超えました。イスラム国よりむしろ反体制派への空爆が激しさを増しました。 pic.twitter.com/yyCshnNBsw

2017-11-12 09:13:49
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たきーし @sakusaku_tak

クルド人がアメリカの後ろ盾を得て、シリア北部をイスラム国から奪還。勢力範囲を拡大する中で、ユーフラテス川を渡り、マンビジ制圧。これにトルコが設定したレッドラインを超えました。イスラム国掃討を名目にシリア領内のクルド人への攻撃を始めました。 pic.twitter.com/HPjZLjUhNf

2017-11-12 09:15:53
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たきーし @sakusaku_tak

今、また新しく勢力関係図が塗り替えられようとしています。イランの影響力排除にイスラエルはロシアに歩み寄り、クルドとトルコの軋轢にもロシアが絡み、アサド政権の心臓はロシアが握り、反体制派の仲介にロシアが動き、シリア情勢はロシアの動向に注視されます。これは僕の見解で意見は様々です。

2017-11-12 09:23:17