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ソフトバンク、アリババグループのクラウドサービス「Alibaba Cloud」を販売開始

 ソフトバンク株式会社は1日、グループ企業のSBクラウド株式会社と協力し、中国に拠点を持つ企業を対象として、クラウドサービス「Alibaba Cloud」を販売開始すると発表した。また同時に、クラウド間の通信を実現するAlibaba Cloud専用接続サービス「Express Connect」も販売を行う。

 Alibaba Cloudは、中国アリババグループの全ECサービスを支えるコンピューティングプラットフォーム。複数のデータセンターを有する提供エリアが、中国本土に7カ所、全世界に15カ所設けられているという。

 日本国内では2016年12月から、ソフトバンクとアリババグループの合弁会社であるSBクラウドが、Alibaba Cloudの日本国内データセンター運用やサービスのローカライズ、日本語サポートの提供を開始。Express Connectと組み合わせることにより、日中間のセキュアな高速通信インフラ環境と、グローバルなクラウドコンピューティング環境を実現している。

 今回ソフトバンクは、Alibaba Cloudの各種仮想サーバーサービスとExpress Connectを提供開始するほか、今後は、閉域網からAlibaba Cloudに直接ネットワークが接続できる「ダイレクトアクセス」の提供も予定しているとのこと。

 これにより、既存サービスをAlibaba Cloudと効果的に融合させ、中国ビジネスの展開において顧客企業が必要とするシステム環境を、導入から運用までトータルでサポートするとしている。

 また、円建てでサービスを提供することにより、経理上の処理工数も軽減できるとアピール。さらに、SBクラウドを通じて、中国本国で実績のあるAlibaba CloudのIoTやビッグデータ関連サービスを充実させ、顧客企業の中国進出を支援するプラットフォームを提供していくとのことだ。

ソフトバンク、アリババグループのクラウドサービス「Alibaba Cloud」を販売開始