亀戸で食べる鴨の首が激ウマ!「絶味鴨頚王」の鴨首肉と鎖骨は日本人も食べなきゃもったいない

亀戸にある「絶味鴨頚王」(東京都江東区亀戸2-43-5)では中国の湖南・湖北でメジャーな食材の「鴨の首」を扱う人気店で、日本在住の中国の方からの注文が殺到しています。中国では本当にポピュラーな食べ物らしく、ファストフード感覚でつまみや軽食にするそうです。これは日本人も食べなきゃもったいない、ということで鴨首肉・鎖骨・タンをテイクアウトしました。(亀戸のグルメ中華

亀戸で食べる鴨の首が激ウマ!「絶味鴨頚王」の鴨首肉と鎖骨は日本人も食べなきゃもったいない

こんにちは!デカ盛りライターの猫田しげるです。

本日の舞台は、亀戸です。

 

亀戸といえば中華料理、中華料理といえば亀戸。「(中国人が)住みたい街No.1」といっても過言ではないチャイナタウン亀戸で、こんな攻めてる店を見つけました。

※今回の記事の店舗は完全に現地仕様ですので、写真は各自閲覧ご注意でお願いします

 

「絶味 鴨頚王」

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ぜつみかもくびおう! 鴨!? 首!?


鴨の首専門店です。すごいですね、青山とか田園調布には絶対ないジャンルだと思います。しかも日本総本店だそうです。

 

ショーケース内も攻めてます

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店内に入ると、うわー…ショーケースに入っているものが全て「何かの部位」としか表現のしようがありません。

 

これが鴨の首だ!

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主力商品「鴨の首」です。日本ではゲテモノ目線で見られますが、実はこれ、「鴨脖(ヤーボー)」といって、中国の湖南・湖北ではメジャーな食べ物。東京でも珍しいですが、大久保あたりにも鴨頚屋はあります。

 

首以外にも色々な部位が楽しめる

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壁にはメニュー表が貼られており、部位が日本語で書かれているので有難いですね。

ちなみにテイクアウト専門です。テーブルはありますが、おそらく店員さんが休むためのものです。

 

日本ではちょっと見ない光景

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とりあえず今日あるものを数種出してもらいました。日や時間帯によってラインナップは変わります。写真手前右から反時計回りに、頭、首、鴨爪、鎖骨、舌、豚。←豚!? 

あ、言い忘れましたが豚肉と普通の鶏肉もあります。個人的に鴨首より豚バラのほうが食べたかったのですが、今回は鴨しばりでいきます。

 

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しかし頭のビジュアルはすごいですね!現地では頭が人気で、半分に切ってバリバリ食べるそうです。「脳みそがオイシイヨ〜」とのこと。ウゲーとか言ってるあなた、カニ味噌食べるでショ、一緒ヨ。
 
取材中、ひっきりなしに中国人の方がやってきては「いつもの!」的なオーダーをしていました。中国では本当にポピュラーな食べ物のようです。つまみや軽食にするそうです。ファストフード感覚ですね。

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爪に見えるけどこれはタン(舌)です。

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爪です。もみじとも言います。日本でも聞きますね。


ここでいつもの命題ですが、そもそもなぜ鴨頸屋を始めたのか? 店長の高木さん(中国人です)に聞いてみたところ、「知り合いがやっていた店を譲ってもらうことになった」と、かなりざっくりと開店経緯を教えてくれました。いろいろ省略されているようですが、高木さんはきちんと現地の職人に鴨頸料理を学んだそうです。

 

中国の街角でよく見る光景

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鴨の味付けは全て麻辣味か甘口が選べます。デフォは麻辣味で、さらに激辛の自家製ラー油をかけてくれます。鴨頸は長かったり骨が付いていたりしますので、中華包丁で豪快にぶった切って袋詰めしてくれます。

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この自家製ラー油がめちゃめちゃ辛いんだそうです。

 

全国からひっきりなしに通販のオーダーが

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通販も受け付けており、全国から注文が殺到するので、奥さんは常に鴨をぶった切っては袋詰めして…という作業を繰り返していました。


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中国の方にとっては恋しい味なのでしょう。

 

日本人向けにアレンジなどしない

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高木さんから忠告ですが、麻辣味は本当に辛いです。特別に、作る様子を見せてもらいました。巨大な寸胴鍋にスパイスと醤油などの調味料を1時間ほど煮詰めてタレを作ります。スパイスはトウガラシ、八角、ローリエなど20種ほどですが、味付けは企業秘密だそうです。


その鍋に塩茹でして冷やした鴨の部位を投入し、さらに1時間以上煮込んで出来上がり。相当味がしみています。甘口のほうは、砂糖を多めに入れたタレで作ります。

 

家で1人鴨首パーティー!

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買って帰ってみました。購入したのは、首(2本500円)、鎖骨(2個400円)、タン(7個500円)です。3種とも、麻辣味と甘口それぞれ入れてもらいました。温かいほうが美味しそうなのでレンチンしてホットに。

家に持ち帰る途中、あまりにも怪しい所持品なので職質されないかヒヤヒヤしましたよ。

 

どこを食べるのかわからないタン

 

 

f:id:nekotashigeru:20171031074543j:plainまずはタンをいただきます。手でむさぼるのが現地流だそうですが、カメラが汚れるので箸を使うことをご容赦下さい。

どこが可食部なのだろう?と考えつつかじってみます。

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おお!先までコリコリしていてなかなかいけるぞ。全然臭みもありません。ナンコツのような感じです。

 

 

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カルシウムも豊富そうです。甘口から攻めてみたのですが、全然甘くないです。相当辛いです。

 

主役の首に挑戦

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次に主役の首いきます。頸椎(けいつい)っぽさ丸出しですねえ。見た目には柔らかそうで、脂もあって美味しそうです。

 

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首にかじりついてみると、何のことはない、鶏のネックです!しかも普通の鶏肉より脂がジューシーで、柔らかく、匂いなんかも全くありません。

 

しかし、辛ええ!!

 

麻辣味ははっきり言って猛烈に辛いです。なめてかかると口がヒーハーします。中国独特のスパイスの香り、八角がきいていて「よくこの味を日本で出せるな」と感心するほど現地感のあるテイストです。旨い!けど辛い!

骨が細かく斜めに入っているので、しゃぶっては骨を出し…という食べ方になります。そう、鴨首は「しゃぶる」のが正しいのかもしれません。

かなりワイルドな食べ方ですが、確かに中国でそんな光景、よく見る気がします。

 

食べ終わったフライドチキンのような「鎖骨」

 

 

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鎖骨です。ケンチキの食べかすではありません。鎖骨も骨のまわりの肉をこそげて食べるもので、手羽先をしゃぶるような感じです。

 

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首に比べると脂はあまりなくさっぱり目ですが、噛むほどに旨みが出てきて、かなり美味です!思ったより肉も付いています。

 

しかし辛え!

 

甘口でも十分辛いのですが、麻辣味は容赦ありません。ビールが進みます。ご飯にも合う味付けではありますが、手でしゃぶりながら骨を出しつつ食べる料理なので、つまみにするのが一番ベストかもしれません。

 

豚バラ肉などもある

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時間帯によってテビチや豚足もありますので、鴨以外の肉を本場中国の味付けで楽しみたい人にはおすすめです。

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湯葉の煮物やキンピラレンコン、つみれなど他の惣菜もあります。

 

鴨だってニワトリだって同じ鶏肉なんだ!

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いやあ鴨頸、食わず嫌いはいけませんね。確かに日本でも手羽先やネック、ナンコツ、ぼんじりなどニワトリの色々な部位を食べているわけですから、鴨の首だって同じように美味しくいただけるに決まっているのです。

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亀戸ではファストフード的感覚で鴨の舌やもみじの食べ歩きをしてもあまり違和感はなさそうです。

 

今年のクリスマスのチキンは鴨も選択肢に

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もうすぐクリスマスですが、たまには食卓に「鴨の首」「鴨の爪」など変わり種の鶏料理を並べてみても盛り上がりそうですね。

 

 

 

紹介したお店

絶味 鴨頚王

住所:東京都江東区亀戸2-43-5

TEL:03-5875-3516

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※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

プロフィール

猫田しげる

デカ盛りと食べ放題を求めて津々浦々。おいしいものもおいしくないものも大好きです。

 

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