NBA

230試合ぶりにセルティックスを相手にトリプルダブルを記録したラッセル・ウェストブルック

Author Photo
Sporting News Logo

ボストン・セルティックスは、12月23日(日本時間24日)のオクラホマシティ・サンダー戦まで230試合連続して対戦相手の選手にトリプルダブルを許さずにきたが、同試合でラッセル・ウェストブルックに45得点、11リバウンド、11アシストを決められ、約3年ぶりにトリプルダブルを達成された。ウェストブルックは今季14回目のトリプルダブルをマークしたほか、マッチアップしたアイザイア・トーマスとの戦いをも制し、117-112でチームの勝利に貢献している。『ESPN』のクリス・フォースバーグ記者が両選手のバトルを伝えた。


ラッセル・ウェストブルックとアイザイア・トーマスは、第4クォーターの得点で今季NBAトップ2の選手として23日の試合を迎えた。そして、その期待を裏切らなかった。

トーマスは第4Q開始からわずか2分間で10得点を記録。最終Q開始から4分43秒が経過するまでに15得点に数字を伸ばし、一度ベンチに下がった。残り5分48秒に再びコートに立ったトーマスだったが、交代前のような魔法は見せられなかった。

交代から2本連続してショットを外したほか、ターンオーバーを2回も記録。その内の1本は、3ポイントライン上で待機していたアル・ホーフォードにビハインド・ザ・バックを通そうとしたパスだったが、注意が足りず、ウェストブルックにスティールされ、トランジション(守から攻への速い切り替え)からレイアップを簡単にねじ込まれた。

一方のウェストブルックは、第4Qだけでフィールドゴール7本中5本を含む20得点を記録。トーマスはFG11本中6本を含む18得点、4アシストをあげたものの、それ以上にウェストブルックに対抗する手立てはなかった。試合後、ウェストブルックについて聞かれたトーマスは、肩をすくめ、こう語った。

「あれだけやられたら、どうしようもできない。チームにとって決めたかったショットを彼に決められてしまった。終盤に彼が成功させた2本の3Pは、偉大な選手が決める類のもの。この結果に納得するしかない」。

ウェストブルックは、現時点で自分がNBAのベストプレイヤーと思うかを聞かれると、「高いレベルで競い合えているとは思っている」と答えた。

「現時点で自分がベストプレイヤーかはわからない。ただ、コートに立つときは、いつだってベストプレイヤーになろうと思って努力している。毎試合で心がけていることだよ」。

原文:Westbrook ends Celtics' triple-double streak by NBA.com


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ