「年代別意識調査」で分かったSNS運営において大切なこと【ADDIX調べ】

ECのミカタ編集部

 株式会社ADDIX(所在地:東京都港区)が運営する、最新マーケティング情報メディア「BWRITE(ブライト)https://bwrite.biz/」は、SNSを利用する20~40代の女性300人に対し「SNSコンテンツについての意識調査」を実施し、SNS上の企業公式アカウントとの関係性を分析したレポート記事を公開した。

 今やSNSは生活インフラの一つとなった。それは一般ユーザーにおいても、企業にとっても欠かせないものだ。企業は公式アカウントを持ち、自社の情報を欲しているユーザーに向けコンテンツを配信している。その情報をキャッチしてユーザーは動いてくれるので、ファンを増やしていきやすい。

 しかし、実態はどうだろうか。ADDIXが「SNSコンテンツについての意識調査」を実施し、SNS上の企業公式アカウントとの関係性を分析したレポート記事を公開した。対象としたのは20~40代の女性300人。どういう結果が出たのか見ていきたい。

20~40代の女性300人の「SNSコンテンツについての意識調査」

 【あなたは、LINE、Facebook、Instagram、Twitterのいずれかで、ブランドやお店、サービスなど何らかの「企業の公式アカウント」をフォローしていますか?】という質問に対し、65.7%がフォローしていると答えた。

 また、【あなたが、もっとも気に入っている「企業公式アカウント」をフォローしてから、どのような変化がありましたか?】という問に対して「さらに好きになった」と答えた割合は20代で6割、30代では5割、40代は3割という結果が出ている。

 フォローしたきっかけの上位3つは「公式サイトを見て」「そのアカウントの投稿を目にして」「キャンペーン応募のため」となった。また「キャンぺーン応募」は、20代では1割に満たない一方、30代と40代では2割に倍増している。

SNSは戦略性をもって愛のあるコンテンツ配信を

 今回の調査結果からは、企業公式アカウントに求めるニーズの年代での違いが伺えた。20代ではその企業公式アカウントの『投稿の内容』を重視し、年代が上がるほど『便利さ』を重視する傾向がある。

 20代では、情報を見るために企業公式アカウントをフォローする傾向があり、フォローすることによって「さらに好きになった」など、その企業との意識面でのつながりがさらに強まったという回答も多く、SNSを通じて好きなブランドとつながっていたいという意識もあるようだ。

 一方、30代以上では「キャンペーン応募のために企業公式アカウントをフォローする」割合が増え、SNSをツールとして使っている傾向が強くなっている。自分の好みやライフスタイルがある程度定まっている年代でもあり、幅広く情報を収集することよりも、お得・便利などの「使える」企業公式アカウントが評価される傾向がみられた。

 企業側としては、とにかくコンテンツを発信していけば良いというものでもなく、戦略性をもって配信していかなければユーザーの心には届かないという結果であると受け取って良いだろう。きちんとターゲットを定めた上でユーザーのための愛のあるコンテンツ配信をしていく事こそが、しっかりと支えてくれるファンづくりに欠かせない要素であるということだ。

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