2月5日(日本時間6日)にTDガーデンで行なわれたロサンゼルス・クリッパーズ対ボストン・セルティックスの一戦は、アイザイア・トーマスがゲームハイの28得点でオフェンスを引っ張りセルティックスが107-102で勝利した。
この日は今季終了後に現役引退を表明済みのポール・ピアースにとって、1年目から15年を過ごしたボストンでの最後の凱旋試合。会場中がピアースの功績を称えた。先発出場したピアースは第1クォーターのみの出場になるかと思われたが、ドック・リバース・ヘッドコーチは第4クォーター残り19.8秒にピアースをコートに戻すと、その8秒後に3ポイントショットを成功させ、会場は興奮の坩堝と化した。
最後のプレイでピアースのマークについたトーマスは、すでに勝負が決まっていたこともあり、球団功労者のピアースにショットを打たせた。試合後には「彼にショットを決めてもらいたかったから」とトーマスは語っている。
「決まれば最後としては完璧な形。彼自身で相応しい形にした」。
7連勝のセルティックス(33勝18敗)は、トーマスのほかアミア・ジョンソン、アル・ホーフォード、マーカス・スマート、ケリー・オリニクがそれぞれ13得点、ジェイ・クロウダーとジェイレン・ブラウンがそれぞれ11得点で勝利に貢献した。
敗れたクリッパーズ(31勝20敗)は、ブレイク・グリフィンが23得点、8リバウンド、ジャマール・クロフォードが23得点、レイモンド・フェルトンが16得点、ディアンドレ・ジョーダンが16リバウンドをあげている。
ピアースは試合後「最後を締めくくれて嬉しかった」と話した。
「最後に少なくとも1本ショットを決められたと言えるからね」。