台湾EC参入が急増する理由は? 台湾越境EC参入する日本企業の動向

株式会社いつも.

みなさんこんにちは。いつも.のECコンサルタントです。

2017年に入って台湾EC市場に参入したいというお問い合わせが急増しています。

そんな台湾に熱い視線が注がれる理由と台湾EC市場への進出のポイントをご紹介しましょう。

台湾ECへの注目と参入の流れ

台湾EC市場に注目が集まる理由は大きく2つの理由があります。1つは日本のEC成長率が緩やかに鈍化し始めた事と、国内の1顧客あたりの獲得単価の上昇を理由に、自社の成長を止めないため新規参入を検討し、注目が集まっているのが台湾市場なのです。

(単品リピート型商材の台湾EC参入の流れ)


特に昨年から、美容・健康分野の単品リピート商品などを中心にいつも.にも問合せが急増しており、リピート定期購入の成功事例が台湾で出始めていることから日本企業の台湾EC参入が相次いでいるという状況です。このまま進めば今年一年で有名ブランドを持つ先行企業がほぼ出揃う見込みで、今後時間が経過するごとに競争が激化することが予想される状況です。

台湾EC参入のポイント

台湾ECの広告手法としては、フェイスブックの利用率が高いこともあり、フェイスブックの広告効果が高いことで知られていますが、人気のキーワードを獲得できる会社は5社程度となっており、一つの商材で成長が見込める企業も5社程度と見込まれています。それでも、初年度から年間1億~3億円ほど売り上げる企業が出ているため、ライバルが出揃うより前に早い段階で進出を行い、売上見込みを日本の売上規模に対して10%程度、例えば年間30億を日本で売っている企業であれば3億円くらいを台湾で売るようなイメージを持って台湾EC参入を検討するというのが現実的な目安となっています。

ここで改めて参入を検討している方に参考になる6つのポイントをご紹介します。

1. 台湾国民の消費意欲は高く、物流や決済などのインフラは整っているにも関わらず現地企業のマーケティング手法はまだまだ原始的というレベルなのが現状。これは日本企業にとってみれば今、日本で当たり前のようになっている手法を行えば売れるという比較的進出がしやすい環境となっている。

2. 中国、インドネシアといった他のアジア諸国に比べて法的なリスクが低く、関税の法律や貿易のルールといった基盤も安定しているため、比較的安定的な経営が可能。

3. 独自の検証の結果、あえて日本語を残したページデザインなど日本のクリエイティブをそのまま使うことでヒットさせることに繋がることも分かっており、クリエイティブの面でも比較的簡単に進出が可能。

4. アジアでも数少ない可処分所得の高い国で、原価が高く売値が現地企業より高くなってしまっても日本の商品が選ばれる土壌がある。

5. 台湾は中国やインドネシアといった国から比べても規模が小さいため、日本を含めた外資系企業の進出が少なく穴場となっている。

6. 非常に親日的なため、日本のメーカー商品が大好き。


このように、日系企業が進出しやすく、早期にポイントを抑えて進出することで売上の底上げが図れる台湾への進出が大きな注目を集めています。ライバル企業の動向にも注目しながら早期に進出の検討を行うことをオススメします。

(台湾EC運営代行チーム)

株式会社いつも.では、美容・健康食品関連企業向けの台湾EC参入支援から台湾Yahoo!参入支援まで、台湾ECマーケティング・集客・サイト構築・翻訳・顧客対応・物流体制構築までサポートしております。年商3億突破事例もお伝えすることが可能ですので、本格進出を検討している企業様はお問合せください。


著者

株式会社いつも.

Eコマースビジネス支援に特化し、成功に必要なコンサルティング、集客、構築・制作、販売、CRM、物流、カスタマー対応までを一社完結で提供。

現在、国内最大規模となる8400社以上の企業(2017年9月時点)とサポート実績があります。自社ECサイト、楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾンなどの多チャネルでの売上改善と業務効率化支援を得意とし、最近は中国、台湾、アメリカなどへのグローバルEC支援も行っている。

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