二股をかけつづけている
ひらたく言ってしまえば、ふたつのスーパーは似ている。シンボルカラーに緑を使っているし、激安スーパーではないけど成城石井ばりの高級感もない。なんというか、スーパーのヒエラルキーにおいて同階層なのだ。
ライフさん
サミットさん
ポイントカードのポイントをためることに熱心になると、どちらかに一途にならなくてはいけなくなるのだろうか。こわくてずっとポイントがためられていない。非生産的すぎる。
そんなふたつのスーパーのちがいについて、ポイントカード以外の部分からお伝えしていきたい。
ライフのプレミアム牛乳、ほんとに売り切れすぎる
ライフには「ライフプレミアム」というプライベートブランドがある。この中の商品である『そのままの牛乳』が今、なかなかに大人気だ。
Twitterのタイムラインでも「うまい」「やばい」いう話題を3、4回くらい見かけたんだが、ほんとに実際店舗に行ってもなかなか出会えない。
3月に飲んだときは、値引き札がついていたのに
3店舗まわって見つけた。生クリームみたいな味でうまい!
と思ってためしに本物の生クリームを飲んでみたら、結構ちがった
『そのままの牛乳』は、「生クリームみたいな味」なんじゃない。「生クリームの良い部分がぎゅっと詰め込まれつつ、さっぱり飲みやすくなってる味」だ。
高いっちゃ高いが「店で飲む生ビールの平均値よりも安くないか?」と気づいた時、視界がぱああっと開いた。気になっている人は、居酒屋で生一杯飲む分のお金をこの牛乳につぎ込むことを大いにおすすめしたい。
飲むヨーグルトor木次牛乳
でも、見つからなかったら別の手だてがある。
方法1「飲むヨーグルト」を買う
小さいサイズもあります
牛乳と同じく、ライフプレミアムブランドである。飲むヨーグルト界の進化がめまぐるしすぎてしまい、抜きん出て美味すぎてやばいという感想にまでは持っていけないのが残念なのだが、とろっとコクがあって美味い。
方法2「木次牛乳」を買う
プレミアムの横でさびしそうにしている牛乳を見かけた。
木次(きすき)牛乳さん。3店舗みたうち、2店舗この状況だった
「バイヤーセレクション」らしい
思わず手に取って飲んでみたんだが、しっとり甘くて美味い!
念のため、「おいしい牛乳」と飲み比べてみたら、だいぶちがいました
思うに、「おいしい牛乳」は「わたし牛の乳です!」と言わんばかりの乳っぽいにおいとクセがあるんだが、木次はそれがうすい。飲みやすい。
むしろ、これ買うんでもいいんじゃないでしょうか!と言いたくなる。
ちょっと高いんだけど。でも、生ビール一杯の平均値と比べたら、たいしたことじゃないぞ(2回目)!
たまに置いてない店舗があるのが悲しい。中野坂上店はプレミアムあったんに、木次がなかった
サミットは魚にアグレッシブ
対するサミットで推したいのは、魚のアラだ。
「出汁が出ます!!!」
激しいのだ
受け止めきれるか心配になる
ライフにも切れ端っぽい部位が売っていることはあれど、勢いがちがう
あと、サミットは時々アグレッシブな仕入れをしてくれることがあるので、目が離せない。
過去、いちばん動悸を覚えたのは鯉。2年前だけど
どうやって調理するのか全然知らなかったけど、勢いで買って「こいこく」にしたら、ふつうに美味かった
選択しないという選択
そういえば由来の壮大さも似ている。ライフの英訳は「生活」、サミットは「頂上」。大志を抱いている様子は、英語に自信がないわたしにも伝わってくる。けど、やっぱり彼らはぜんぜんちがう。学生だとすると、ライフは勉強ができる優等生で、サミットは体育か図工だけ得意そうなかんじ。選ばないでいたい。