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セルティックスがウィザーズとの第7戦を制し、5年ぶりのカンファレンス決勝進出

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5月15日(日本時間16日)、NBAプレイオフ2017 イースタン・カンファレンス準決勝、ワシントン・ウィザーズ対ボストン・セルティックスの第7戦がTDガーデンで行なわれ、ホームのセルティックスが115-105で勝利した。

前半だけでマーカス・スマート、アミア・ジョンソン、ケリー・オリニクが3つのファウルを獲られたセルティックスは、第2クォーターだけでジョン・ウォールに8得点、ブラッドリー・ビールに9得点を献上。53-55と2点ビハインドでハーフタイムを迎える。

だが、セルティックスは4点を追って迎えた第3Q終盤、13-3と一気に逆転すると、第4Qに入っても22-5とウィザーズを突き放す。51秒間に連続7得点を許す場面もあったが、その後オリニクがチームの13得点中11得点をあげる奮闘で110-100と10点のリードをもたらして勝負を決めた。

アイザイア・トーマスが29得点、12アシスト控えのオリニクも26得点をあげたセルティックスは、シリーズを4勝3敗としてカンファレンス・ファイナル進出を決めた。セルティックスのカンファレンス決勝進出は、2011-12シーズン以来5年ぶりのこととなる。

トーマスは「今夜の試合がすごい時間になることは分かっていた。まったく簡単じゃないと分かっていたよ」と喜んだ。

「そして僕らは彼らを上回った」。

ベンチメンバーの得点で48-5と圧倒。オリニクは「僕らにはそれが必要だった」と、ベンチメンバーの働きを強調した。

「厳しい相手とタフな7試合を戦ったんだ。彼らは得点できるチーム。僕らはスターターを、アイザイアを助ける必要があった」。

ウィザーズのマーチン・ゴータットは、「彼がショットを決めた」とオリニクを称賛している。

「今日は彼が違いとなった。大きな違いにね」。

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一方、ウィザーズはビールが38得点、オットー・ポーターJr.が20得点、ジョン・ウォールとマーキーフ・モリスが各18得点を記録。

ビールは「自分のプレイが良かったなんてどうでもいい」と肩を落とした。

「悪いプレイだったとしても気にしない。最後の結果なんだ。大事なのは勝つことだけだった」。

ウォールも「キツいよ。第7戦で全力を尽くしたけど、少しだけ足りなかった」と落胆している。

「僕らの目標はカンファレンス決勝進出だった。あと1試合だったんだ。だから、僕にとって満足のシーズンではない」。

トロント・ラプターズを4戦全勝で下したクリーブランド・キャバリアーズとセルティックスのイースタン・カンファレンス決勝は、17日(同18日)からスタートする。

TDガーデンでの第1戦を前に、ブラッド・スティーブンズ・ヘッドコーチは「彼らと競うチャンスを手にできるなんて特別だ」と、キャバリアーズとの対戦に意気込んだ。

ボックススコア


各シリーズの日程&結果

プレイオフ組み合わせ(勝ち上がり表)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ