【保存版】横浜・野毛で絶対行くべき居酒屋の名店10選!酒飲みの聖地・野毛を飲み歩くマニアが厳選しました(マップ付き)

食と酒のるつぼとも言えるような世界が広がる横浜随一の飲み屋街「野毛」。桜木町駅の南西、日ノ出町駅の北東の狭いエリアに数多の居酒屋が密集し、ここに来れば1軒だけでは飽き足らず、次々と謎多き店の数々をハシゴしたくなります。焼鳥、もつ焼き、おでん、ホルモン、寿司……数え切れないほどの名店がありますが、今回は初めて野毛に飲みに来る初心者から、毎晩野毛に足が向いてしまうマニアまで満足できそうな10店を厳選。昭和の時代の風情が今なお残る野毛の中で、他のメディアにはなかなか出てこない、よりディープでマニアックなオススメ店をまとめて紹介します。(桜木町のグルメ居酒屋

【保存版】横浜・野毛で絶対行くべき居酒屋の名店10選!酒飲みの聖地・野毛を飲み歩くマニアが厳選しました(マップ付き)

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野毛という町は本当に面白い。

昭和の時代の風情が今なお残る野毛小路一帯には数多の飲食店が密集し、まさに「食と酒のるつぼ」とも言えるようなエリア。

華やかでメジャーなみなとみらいから、桜木町駅を挟んですぐ反対側に広がるディープで奥深き世界、まるで陰と陽のような組み合わせです。

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ここに来ると一軒だけでは飽き足らず、次々と謎多き店の数々をハシゴ(探索)したくなり、段々と「野毛飲み」の世界に魅了されていきます。

お酒の初心者からプロのような酒飲みまで、多種多様に楽しめる居場所があるのが野毛の魅力であり、懐深き店と人たちが今宵もこの町のあちこちに隠れ、息づいている。

 

今回はそんな野毛の町のおすすめ店をご紹介していきたいと思いますが、他のメディアの野毛紹介の記事では満足できない人のために、よりディープでマニアックなお店も加えてみました。

野毛をフィールドに毎夜飲み歩くプロならば、「まだまだ、あそこもあるぞ!」と言いたくなるはずですが、それはまた第2弾の時にでもという事で。個性豊かで素晴らしき野毛の10軒、ぜひ参考にしてみてください。記事末尾にはマップもご用意しました。

 

【もくじ】

 

1. 野毛飲みスタートのエンジンをかける場所、たべもの横丁の「立喰寿司まんぼう」

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野毛でどのお店に入るべきか迷う、もしくは野毛の酒場には通っているものの、長らくココには行ってないという方に案外おすすめなのが「野毛たべもの横丁」。

現在7つの飲食店が立ち並んでいるこの横丁は、野毛飲みにあたってのエンジンをかけるには最適の場所かもしれません。

外観は古くてボロボロではあるものの、一歩中に入ると別世界の賑わいがあります。

 

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飲む前に美味しいものをつまんでおきたい、ゼロ次会気分で軽くスタートしたいという時におすすめなのが、たべもの横丁を入ってすぐの左手にある「立喰寿司まんぼう」。

一見するとL字型カウンターだけの立喰寿司に見えるかもしれませんが、2階にはテーブル席や個室もあり、実はかなり使い勝手の良い一軒です。

野毛らしいコスパ感はそのままに、横浜中央市場から仕入れる新鮮なネタを使った寿司を堪能することができます。

 

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本格的な野毛飲みの前に、まずは芽ねぎや白身魚の握りを肴に生ビールを一杯。

ここには一貫75円からのメニューもあり、小腹が減った時にはついつい立ち寄りたくなります。

近隣で働くサラリーマンの方が仕事帰りに立ち寄っていることも多く、ちょい飲みしながら旨い寿司がつまめる、野毛の中でも貴重な一軒になっています。

 

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ちなみに、個人的なお気に入りは「寿司屋の爆弾(480円)」というメニュー。

様々な魚介に納豆、刻んだたくあんなどを混ぜ合わせ、海苔ではさんでから食べるとこれが旨い!

たまに出てくるたくあんのコリコリ感と、魚介を納豆でつるんと食べる感覚が気持ちいい逸品です。

日本酒をクイッと飲んでから食べると、さらに旨くなります。

 

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せっかく寿司を食べるなら、ウニやいくら、マグロだってがっつり味わいたい!という方には、「こぼれ寿司4貫(1,200円)」もおすすめ。

その名の通り、こぼれまくっているネタをすくってつまんで、気持ちいいボリュームで味わうことができる一皿です。

他にも「マグロづくし」「マヨづくし」など、食べたくなるメニューが盛りだくさんの一軒です。

 

店名:立喰寿司まんぼう
住所:神奈川県横浜市中区野毛町2-74-1野毛たべもの横丁
営業時間:17:00~24:00(LO23:30)(月~金)/16:00~24:00(LO23:30)(土・日・祝)
定休日:無休
TEL:045-315-6106
URL:https://r.gnavi.co.jp/1e2ftz6s0000/

 

2. 野毛の名店をリクエストすれば、みんなが連れて行かれる場所「焼き鳥の末広」

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野毛界隈で美味しいと評判の店、このエリアの名店に行ってみたいとなれば、必ずと言っていいほど名前が挙がるのが焼き鳥の「末広」。

店内からは毎夜旨そうな焼き鳥の煙が立ち上り、入口に行列が出来ていることもしばしば。

ふらっと行くと、2回に1回くらいの確率でしか入れない、野毛で一番人気と言っても過言ではないほどの焼き鳥店です。

 

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うまく店内に入れた日は、まずサッポロ黒ラベルの大瓶で乾杯。

そして満席の店内で他のお客さんと肩を寄せ合い、キャベツをバリバリとつまみながら自分の焼き鳥の順番を待つ。

ワイワイ、ガヤガヤ、この店の賑やかな雰囲気の中にいると、自然と心が緩み、酒もますます旨くなってくる。

一通り気分が上がってきた頃合いになると、食欲を呼ぶ焼き鳥が運ばれてきます。

 

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末広でいつも最初に注文してしまうメニューの1つが「鳥皮」。

噛んだ時に染み出す脂が旨く、毎度食べたくなってしまう逸品です。

特にこの時期になってくると、鳥皮の脂を口の中で堪能し、ビールでグイっと洗い流すのがお決まりの作業。

心が開放され、「あ~今日も一日が終わったな(さあ、飲むか!)」というモードに入れる瞬間です。

 

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そして鳥のハツ串、豚のハツ串などもやっぱり旨い。

昔から野毛で愛されている焼き鳥の味は、もはやいい意味で定番中の定番、たまに無性に食べたくなるんです。

ちなみにもし初めて末広へ行くのなら、見繕ってもらって何種かの盛り合わせにしてもらうこともできます。

いつもなぜか、あっという間に食べてしまうので、少し多めの本数で注文しておくのもいいかもしれませんね。

 

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気がつけば末広に来ている他のお客さんたちも心地よい赤ら顔に。

この店の持つ雰囲気が、人情のある会話を生み出し、人の心を自然とほぐしていく。

焼き鳥をつまみながら久々に仲間たちと盛り上がり、常連さんから新参までいろんな人が楽しく飲める名店。

野毛に来るとまたここに戻ってきたくなる、そんな老舗の一軒です。

 

店名:野毛末広
住所:神奈川県横浜市中区野毛町2-76
営業時間:17:00~22:30(平日)/16:30~22:00(土曜日)
定休日:日曜日・祝日(他盆や年末年始の時期に定休の場合あり)
TEL:045-242-5753
URL:https://r.gnavi.co.jp/92fh61e80000/

 

3. 肴の数はほぼ無限大、「大黒屋」で昭和の大衆居酒屋の魅力を知る

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そして末広などとともに、野毛の有名店の1つとなっているのが「大黒屋」。

店選びに困ったらとりあえずココへ行け!と言うと、荒っぽく、ネガティブに聞こえてしまうかもしれませんが、後悔することはない一軒だと思うので、自分の中では褒め言葉だと思っています。

落ち着いて酒が飲めて、肴の数がおそろしく充実している名店です。

 

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大黒屋はまさに大衆居酒屋という言葉がぴったりと来る一軒で、ここに来ると刺し身からスタートしたくなり、その日の気分に合わせた魚が欲しくなる。

ヒラメやかんぱちなど、季節に合わせて何でもござれで魚の味も美味しい。

そして大黒屋のテーブル席の居心地の良さもあってなのか、ついついいろんなものを食べたくなってしまいます。

 

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そして大黒屋で一番のお気に入りメニューは「天ぷら(の盛り合わせ)」。

野毛・関内のエリアには「登良屋(とらや)」という天ぷら屋さんもある訳ですが、個人的には大黒屋の天ぷらもかなりおすすめできると思っています。

いつの間にか野毛で天ぷらを食べたいと思った時は、自然と大黒屋の方に足が向いてしまうようになってしまいました。

 

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加えて大黒屋のいいところは、素朴な酒の肴がこれでもか!というほど揃っている点。

決して派手で贅沢なメニューではないものの、何人かで行くと必ず誰かがキュウリを注文したりしていて、自然と周囲も手を伸ばしだす。

あ~、これちょうど食べたかった。そんな肴が無限大と思えるほどあるので、制覇するとなると、かなり頑張らねばなりません。

 

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ここ最近食べることが多い逸品はこの大ぶりな「厚揚げ」。

キツネ色の厚揚げはこんがりと焼き目がつけられ、鰹節に醤油を少し垂らして食べる。

シンプルなメニューなのに縁の下の力持ち的な存在で、これがあると酒が一段と美味しくなります。

ビールにもよし、日本酒にもよし、そして焼酎にもよし、いい相棒になってくれます。

 

店名:大黒屋
住所:神奈川県横浜市中区野毛町2-71-4
営業時間:15:30~23:00(月~金)/12:00~23:00(土)/15:30~21:00(日)
定休日:無休(盆や年末年始の時期は除く)
TEL:045-231-2598
URL:https://r.gnavi.co.jp/dwry6w520000/

 

4. 塩煮込み&コールドレアステーキ、本気レモンサワーを爽快に流し込む「もつしげ」

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続いては野毛小路のメインストリートを歩いていると、毎回必ずと言っていいほど目に入ってくる「もつしげ」。

「名物!塩煮込みのお店」と書いてあるこちらも、野毛の中ではお客さんが多い人気店となっていますが、通り沿いにビールケースを並べて楽しそうに飲んでいるお客さんたちの姿で記憶している人も多いのではないかと思います。

 

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もつしげも野毛の中では非常に入りやすい雰囲気の店になっていて、まさに安く楽しく飲めるような一軒。

大黒屋からハシゴしてみたこの日は、気分を変えて「本気(ガチ)レモンサワー(550円)」をオーダー。

でっかいグラスにはレモンスライスが思いっきり入っていて、酸っぱさとソーダのキレが気持ちいい一杯です。

 

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そしてもつしげでは名物の「塩煮込み(480円)」もオーダー。

染み出したもつの旨みと、あっさりとした塩気がポイントのメニューで、臭みもなく、どんどんと食べ進んでしまいます。

ちなみに一皿のサイズとしてはそんなに大きなものではないため、一人一皿でオーダーしてしまっても良いメニューではないかと思います。

 

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また、もつしげには串物や刺物、一品などが多数揃っていますが、この日は裏メニューということで、「炙り上ロース串」も初めて食べてみました。

2本で900円というお値段は、もつしげの中でも高級メニューに該当すると思いますが、肉々しい食感の後に旨みがジュッと溢れ出てきて、こちらもなかなか美味しい逸品でした。

 

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なお、もつしげのメニューの中で、塩煮込み以外のおすすめメニューを挙げるとすれば、個人的には「コールドレアステーキ(580円)」だと思っています。

牛もも肉をユッケ風にしたこの逸品は、ミディアムレアな感じがまた美味しく、酒好きにとっては堪らないものだと思います。

ユッケ好きならぜひ食べてみるといいですよ。

 

店名:もつしげ野毛小路
住所:神奈川県横浜市中区野毛1-41-3 31ビル1F
営業時間:16:00~24:00(月~土)/15:00~23:00(日・祝)
定休日:不定休
TEL:045-262-0298
URL:https://r.gnavi.co.jp/bkgb4ugp0000/

 

5. 女性客増加中の野毛で、話題のスキレット料理を肴に楽しむなら「なおじ」

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桜木町駅から野毛小路を奥へと進み、末広を過ぎて通りを一本渡った先、宮川町にある一軒が「なおじ」。

奥野毛とでも呼びたくなるエリアにあるこの店は様々なフライパン料理が楽しく、最近話題のスキレット(小さなフライパン)を使ったメニューがメインとなっていて、野毛の中でも女性客が比較的多い一軒となっています。

 

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大山鶏をはじめ、アヒージョやグリルなど、メニューには様々な名前のものが並んでいますが、これらの多くはスキレットと呼ばれる小さなフライパンのスタイルで提供されるもの。

野毛というと、なんとなく中年のおじさんが行く店ばかりと思う方もいるかもしれませんが、最近はこちらのように女性に人気のお店も増えてきています。

 

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そして、こちらがなおじのスキレット料理の実物。

インスタ映えもばっちりな感じに仕上がっていますが、料理が冷めにくく、アツアツのまま食べることができるというのもスキレット料理の魅力だと思います。

それぞれの料理も酒に合わせてしっかりと考えられているため、酒好きの方にとってもおすすめできる一軒だと思います。

 

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これは「丸ごとトマトのチーズ焼き(580円)」。

トロットロのチーズの海の中で、甘みを増したトマトの味も堪りません。写真のようにスプーンですくって食べたのですが、バケットにチーズやトマトをのせて味わうもよし、そのままの状態でチーズのトロトロ感を楽しむのもよし、思わずワインが欲しくなる一品でした。

他にも様々なスキレット料理があるので、バルに立ち寄る感覚で行ってみるといいと思います。

 

店名:フライパン料理居酒屋なおじ
住所:神奈川県横浜市中区宮川町2-28-3
営業時間:17:00~24:00(平日)/15:00~24:00(土日)
定休日:火曜日
TEL:045-298-9208
URL:https://r.gnavi.co.jp/4dmd9wsr0000/

 

 

6. 今宵も野毛通の飲み手が集う、看板のない隠れ家バー「日の出理容院」

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続いては、野毛にある個性的なバーをご紹介。

都橋商店街のすぐ近くにある「日の出理容院」は、看板すら出ていない知る人ぞ知る隠れ家バー。

ここはその名の通り、昔理容院だった場所を再利用してバーになっている一軒で、古い建物にうっすらと灯る照明だけを見ると、本当に営業しているのだろうか?と思うかもしれませんが、中はスタンディングバーになっています。

 

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照明が暗めとなっている日の出理容院には、野毛を愛し、野毛のことをよく知る人々が集います。

コースターのデザインも印象的なこのバーは、入ってみると意外にもカジュアルに楽しむことができるのですが、個人的には食べた落花生の殻は床に落としていいよ!と言われたのにちょっと驚き。

殻を落とすスタイルのお店に出会ったのは久々でした。

 

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ここは昭和30年代に建てられたという建物をそのまま利用しているため、外観、内観ともに老朽化している面はありますが、それがまたこの店の持つ独特の個性や味わいにもなっています。

昭和の風情が残る野毛の町の風景に溶け込み、21世紀に住みながら昔の野毛の夜の雰囲気を感じることができる、貴重な一軒となっています。

 

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ちなみに落花生は10個で100円とかなりリーズナブルで、チョコも300円程度。

野毛飲みでディープな野毛の世界に触れてみたいと思ったら、ぜひ日の出理容院を探し当ててみるといいと思います。

最初は外観に少し驚くかもしれませんが、この一軒にもまた、野毛らしい懐の深さがありました。

 

店名:日の出理容院
住所:神奈川県横浜市中区宮川町1-8
営業時間:19:00~24:00
定休日:不定休
TEL:電話番号は非公開

 

7. これからは〆のラーメンならぬ〆の焼きそば、「野毛焼きそばセンターまるき」

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野毛というと居酒屋や焼き鳥といったイメージが強いかもしれませんが、奥野毛と呼びたくなる宮川町には、「焼きそば」をコンセプトに賑わっている人気店もあります。

先ほどご紹介したフライパン料理居酒屋「なおじ」のすぐそばにある「焼きそばセンターまるき」は、無性に焼きそばが食べたくなった日につい足が向いてしまう一軒です。

 

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「独自麺✕オリジナルソース=記憶に残る焼きそば」、「焼きそばを制するものが野毛を制する!」など、キャッチーなメッセージが刺さる「まるき」は、なんと399円から焼きそばを味わうことができます(麺、もやし、キャベツの素焼きそば)。

他にも揚げもんやおつまみが100円台から揃うなど、野毛の中でも激安価格の一軒です。

 

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この日は「スペシャル」「ウルトラ」「ハイパー」の3つのおすすめ焼きそばの中から「スペシャル(875円)」をチョイス。

極太麺のオリジナル焼きそばの上には、大きな目玉焼きと脂の滴る豚バラ、カイワレやきざみ海苔などものり、ボリューム感もずっしり。腹が減った時に一人でガッツリと堪能するもよし、仲間同士でシェアするもよし、食べ応え十分の逸品です。

 

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目玉焼きを割ればとろ~んと黄身が溢れ、海苔やカイワレを焼きそばと混ぜ合わせた後、豚バラと一緒に食らいつく。

極太麺と甘いソースの味わいに豚バラの脂が加わり、口の中で一気に旨み感が増幅していく。

そしてそこにハイボールを流し込めば、焼きそばの旨さと爽快感が両立!野毛飲みの〆にまるきの焼きそば!そんな組み合わせもアリですよ。

 

店名:野毛焼きそばセンターまるき野毛本店
営業時間:16:00~翌1:00(平日)/14:00~翌1:00(土日祝日)

野毛焼きそばセンター まるき 野毛本店
〒231-0065 神奈川県横浜市中区宮川町2-29-1
2,000円(平均)2,000円(ランチ平均)

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8. 都橋の極狭スペースで、訪れる客が絶えない名バー「野毛ハイボール」

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「都橋商店街」と呼ばれるこの場所の風景は、ディープといわれる野毛を象徴する風景かもしれません。

この2階建ての古い建物は1964年の東京オリンピックの年に建てられたものだそうで、ここに密集する飲食店の1店舗あたりのスペースは、わずか6畳ほどだとも言われます。

古き店名の数々が並び、夜の闇に妖しく光るネオン、この中にも素晴らしき一軒はあります。

 

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都橋商店街の建物に足を踏み入れ、2階へと上がっていけば、大岡川の向こうにみなとみらいエリアの夜景が見えます。

そしてこの場所にある素晴らしき一軒の名前は「野毛ハイボール」。

野毛を知る酒飲みたちがこのバーの小さなドアを開け、狭い店内で肩を寄せ合ってハイボールを飲んだら、また次の店へと旅立っていく。

そんな不思議な光景が広がっている名店です。

 

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思い立って野毛ハイボールへ足を運んでも、その場ですぐに入れる確率は3、4回に1回程度かもしれません。

そしてここは7、8人が座ればいっぱいになる店であり、ドリンクメニューの数も5品程度、ビールすら置いていないバーなのです。

それでもひっきりなしにお客さんは訪れますが、皆さんの目的はこの「氷なしハイボール」と「モスコミュール」です。

 

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バーテンダーの佐野さんが作ってくれる「氷なしハイボール」と「モスコミュール」。

氷なしハイボールの方は神戸発祥と言われるスタイルで、グラスとソーダをキンキンに冷やし、氷を入れないハイボールなので最後までウィスキーの味わいが薄まりません。

個人的には野毛ハイボールに来るとやはり、「マッキンレー」というウィスキーで作るハイボールが飲みたくなります。

 

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そしてモスコミュールの方は自家製で生姜をウォッカに浸け込んでいて、一般的なモスコミュールとは味わいが全く異なります。

ピリリと辛い生姜のパンチが効き、今まで飲んだモスコミュールの中で一番美味しいという人も多数います。

また、メキシカンハイボールやコンビーフも実はおすすめです。

ここは独特のハイボールとコンビーフの味わいが恋しくなる、都橋商店街の素晴らしき隠れ家バーです。

 

店名:野毛ハイボール
住所:神奈川県横浜市中区宮川町1-1都橋商店街2F
営業時間:18:30~24:00
定休日:火曜日(その他不定休の場合あり)
TEL: 電話番号は非公開

 

9. 野毛を見守り続ける2代目お母さんの温かさと料理にじーんとくる「福家」

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近年ますます賑わう野毛の町の中にあって、静かにしっぽりと、そして美味しいものを食べながら過ごしたいと思った時にハズせない名店の1つが「福家(ふくや)」。

ふぐ、うなぎ、どじょう、季節料理を謳う福家は昭和6年創業の老舗店で、関内から野毛へと移り、長い年月に渡って野毛を行き交う人々を見守り続けてきた一軒です。

 

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福家の木戸を開ければ、80歳をゆうに超えた2代目のお母さんと、その後を継いでいる3代目の女将さんが迎えてくれます。

入口に近いカウンター席の向かい側にいつも腰を下ろす2代目のお母さんは、昭和30年代からこの地で様々な人を迎え、今も毎晩一人一人のお客さんと温かく触れ合っている、野毛の素敵なお母さんです。

 

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野毛で少し静かに飲みたい日には、ここで生ビールを飲みながら「うなぎの肝わさ(500円)」をいただきます。

「もう何度も来てくれてたのね、ありがとうね」、高齢になっているお母さんの語り口はいつも柔らかく、訪れているこちらの方がじーんと熱くなってきます。そんな話を肴に食べるうなぎの肝わさも、安くて美味しい逸品なのです。

 

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また、福家で必ずと言っていいほど食べたくなるのが、この「自家製の干し鮎(1枚500円)」です。

お母さんが仕上げるこの一品は酒の肴としても最高で、ヒレ酒などと合わせれば印象深い味わいになります。

この福家ではうな丼を食べる人が多いのかもしれませんが、自家製の干し鮎もおすすめできる一品だと思います。

 

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そして福家のお母さんの温かさに触れた後、最後の〆で食べたくなってくるのが「ふぐ茶漬け(1,000円)」。

美味しい一品料理を肴に冷酒や焼酎をゆっくりと飲み、このふぐ茶漬けで一息をつく。

何はともあれ、今日も一日が無事に終わって良かった。

この〆で心を落ち着けてから家路につき、明日のために眠る。

野毛の中の癒やしの一杯です。

 

店名:福家(ふくや)
営業時間:11:30~13:30(ランチタイム)/17:00~22:00
定休日:無休(不定休の場合はあり)

福家
〒231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町2-97
4,000円(平均)1,000円(ランチ平均)

r.gnavi.co.jp

 

10. 野毛の山荘ここにあり、閉店から復活した名バーでは今宵も音楽が鳴り響く 

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野毛には多くのバーがありますが、その中でも古くからの名店としてずっと親しまれ続けたのが「山荘」。

1955年の創業以来、野毛の中の山小屋の建物でお馴染みだったバーですが、2014年に惜しまれつつ閉店しました。

しかし、この名店が閉店したことを知る人は結構多いものの、復活している事実を知る人はまだまだ意外と多くありません。

 

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かつての山荘の建物にあったあのメッセージ、「古きジュークボックスで温故知新。野毛の山荘ここにあり」も店内で大切に飾られています。

そして復活した山荘を切り盛りされているジローさんが、今宵も美味しいカクテルを作ってくれるのです。

幾多の人々の思い出が詰まっている名バーは、今も野毛の中で素晴らしい時間を提供してくれます。

 

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山荘のカウンターに座りながら、昔ながらのカクテルを飲むひと時が最高の癒やし。

カクテルグラスを彩る手作りのコースターも、この店を愛する常連のお母さんが1つ1つ丁寧に作ったもの。

ここでは様々な人の人生が行き交い、山荘を愛する年配のお客さんたちが、若い世代にバー文化の楽しさを伝えています。

素晴らしき飲み手の方々が集うバー、それが山荘です。 

 

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訪れたこの日も平日なのにカウンターは満席。

古いドアを開けて小さな階段を2階へと上がれば、懐かしく、気さくで温かい空気に包まれます。

そして一杯目のカクテルを飲んだ後は100円玉を用意して奥のジュークボックスへ。

訪れる人たちはそれぞれに思い出の詰まった一曲を選び、その選曲を場のみんなで楽しみ、共有する時間が流れていきます。

 

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ビートルズやサイモン&ガーファンクルなどの名曲はもちろん、イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』などもお馴染みのナンバー。

さらにオーティス・レディングやT・レックス、エアロスミスなら『ドリーム オン』、永ちゃんの『チャイナタウン』に、ジュリーの『時の過ぎゆくままに』。何度聞いても飽きない名曲の数々が、バーの空気とカクテルを彩ります。

 

店名:ショットバー山荘
住所:神奈川県横浜市中区野毛町2-64 2F
営業時間:17:30~23:30
定休日:日曜日・祭日
TEL:045-231-9009
URL:https://r.gnavi.co.jp/nm61tcb50000/

 

さて、いかがだったでしょうか?今回は素晴らしき名店のうち、ほんの10軒を紹介しただけに過ぎません。初心者も毎日通う「プロ」も、いろんな人が思い思いに楽しめるのが野毛の良いところ。紹介したお店をマップにしましたので、野毛飲みの参考にされてみてください。

【野毛飲み歩きマップ】

※掲載された情報は取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

取材・編集/ソーシャルグッドマーケティング

 

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