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印ネット通販3位、首位との合併正式に拒否

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【ニューデリー=黒沼勇史】インドのインターネット通販3位スナップディールは31日、同首位のフリップカートによる買収を拒否し、独立を維持すると正式に発表した。スナップディールの筆頭株主で、両社の合併策を推進してきたソフトバンクグループも「決定を尊重する」と声明を公表した。世界の耳目を集めた、勃興するインドのネット業界の合従連衡劇は幕引きとなる見通しだ。

スナップディールは声明で「過去数カ月(フリップカートとの合併という)戦略的な選択肢を模索してきたが、独立の道を進むことを決めた」とした。両社はインドのネット通販の草分け。2013年に米アマゾン・ドット・コムが進出しシェア2位に成長すると、スナップディールはシェアを落とし赤字が続いたが「非中核事業の売却で、資金面で自立可能」な状態になるという。

合併交渉は3月までにソフトバンクが提案し始まった。7月初旬にはフリップカートが提示した買収価格が10億ドル(約1100億円)を下回り、株主の理解が得られないとスナップディールが一旦、拒否。今回は金額にかかわらず独立路線を維持すると決めたという。

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