米ヤフー、携帯メッセージアプリの「ブリンク」を買収

米ヤフー、携帯メッセージアプリの「ブリンク」を買収
 5月14日、米インターネット検索大手ヤフーは、携帯メッセージアプリの「Blink(ブリンク)」を買収した。写真は2012年12月、ジュネーブ近郊で撮影(2014年 ロイター/Denis Balibouse)
[14日 ロイター] - 米インターネット検索大手ヤフーは、携帯メッセージアプリの「Blink(ブリンク)」を買収した。ブリンクがウェブサイト上で明らかにした。
ブリンクは、送信者が設定した時刻に送信したメッセージを自動で消失させるサービスを提供している。
買収額は明らかにしていない。
ブリンクは元グーグル社員のケビン・スティーブンス、ミシェル・ノーガン両氏が創設した企業「Meh Labs」が開発、2013年4月にサービスを開始した。買収に伴い、数週間サービスの提供を停止するとしている。
自動消失に関するアプリでは、送信した写真が一定期間後に完全に消失すると説明し、消費者を欺いたとして提訴されていた米スナップチャットが最近、当局と和解している。
ヤフーのコメントは現時点で得られていない。
携帯メッセージアプリは、無料サービスの魅力に目をつけた大手ネット企業の買収標的として、このところ注目を集めている。
フェイスブックは昨年終盤、スナップチャットに30億ドルの買収案を提示したが、拒否された。その後、携帯メッセージアプリの「ワッツアップ」を190億ドルで買収している。
2月には、楽天<4755.T>が無料の電話、メッセージサービスを提供する「バイバー」を9億ドルで買収した。

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