Echo Dotはアマゾンのサイバーマンデーで最も売れたアイテム。
Getty/Stephen Brashear
- アマゾンは11月27日(現地時間)、2018年のサイバーマンデーが同社史上、最高の注文数を記録したことを発表した。
- また最も売れたアイテムも明らかにした。
- だがサイバーマンデーは強みを失いつつあると見る人もいる。ブラックフライデーやサンクスギビングなど、サイバーマンデー前の期間のオンラインショッピングが成長しているためだ。
アマゾンは11月27日(現地時間)、2018年のサイバーマンデーが同社史上、最高の注文数を記録した1日となったことを発表した。
「ブラックフライデーとサイバーマンデーは毎年、当社の記録を更新し続けている。これは、消費者がショッピングシーズンの幕開けにアマゾンでのショッピングを楽しんでいることを示している」とアマゾンのワールドワイド・コンシューマー部門CEO、ジェフ・ウィルク(Jeff Wilke)氏はプレスリリースに記した。
アマゾンはまた、サイバーマンデーに最も売れたアイテムも発表。売り上げの上位にはEcho Dot、AncestryDNAの検査キット、ボーズのQuietComfort 25 ノイズキャンセリングヘッドホン、ミシェル・オバマの書籍『Becoming』、昔ながらのゲーム「ジェンガ」、インスタントポットが並んだ。
専門家の中には、アマゾンがサイバーマンデーを同社のイベントとしてこの先も続けられるのか否か、疑問を呈する人もいる。
アドビ・アナリティクス(Adobe Analytics)によると、2018年のブラックフライデーのオンラインでの売り上げは62億ドル、2017年のサイバーマンデーの66億ドルを下回った。
最近のショッピング・トレンドは、ブラックフライデーは店舗でのショッピングの日、サイバーマンデーはオンラインショッピングの日という考え方を変えようとしている。
実際、顧客はもうそんな考え方を気にしていない。
「重要なことだが、顧客の購入意向に関する調査によると、アメリカの買い物客の33%はブラックフライデーにオンラインのみ、あるいはほとんどオンラインで買い物をしている。サイバーマンデーの独自性など関係ない」とシラキュース大学のレイ・ワイマー(Ray Wimer)助教授はブラックフライデーの前にメールで語った。
アドビ・アナリティクスによると、サイバーマンデーのオンラインでの売り上げは約79億ドル、昨年より約19%増えた。
これは依然として最高記録だが、今年のサンクスギビング(28%)およびブラックフライデー(23.6%)の伸びには及ばなかった。
アマゾンのサイバーマンデーで最も売れたアイテムは以下。
Echo Dot
Stephen Brashear/Getty Images
AncestryDNA:DNA検査キット
Lydia Ramsey/Business Insider
ボーズ QuietComfort 25 ノイズキャンセリングヘッドホン(Apple製品対応モデル)
Bose
ミシェル・オバマ『Becoming』
Amazon
ジェンガ
Amazon
インスタントポッド Duo60(6クォート)
Instant Pot
(翻訳:Makiko Sato、編集:増田隆幸)