ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

引っ越しで発生した不用品を回収、「ラクマ」に代理出品 楽天など3社が共同で開始

» 2019年11月25日 21時07分 公開
[ITmedia]

 楽天は11月25日、引っ越しの際に発生した不用品を回収し、フリマアプリ「ラクマ」に代理出品するサービス「フリマ引越」を始めた。まだ使える家具などを再利用することで、ユーザーが粗大ごみを廃棄するコストを抑え、資源の無駄も減らす狙い。沖縄県と離島を除く全国で展開する。

photo サービスのロゴ

 フリマ引越の運営には、引っ越し車両を複数人でシェアできるサービス「HI!MOVE」を手掛けるGLIDEと、トランクルームサービス「カラエト」運営元のカラエトが協力する。フリマ引越を利用できるのは、HI!MOVEに引っ越しを依頼した人のみ。

 ユーザーが依頼すると、カラエトが依頼者に専用の段ボール箱を送付。依頼者が不用品を詰めて返送すると、カラエトが出品者となってラクマに代理出品する。出品物が売れた場合は、ユーザーが売上金を得て、運営側が送料(880円)と代行手数料(売上金から送料を差し引いた残金の3割)を得る。

photo サービスの仕組み

 期間中に買い手がつかなかった出品物は、カラエトが運営するトランクルームで預かる。預かりの月額料金は1カ月目は無料で、2カ月目以降は550円。出品物を引っ越し先の自宅に返送することも可能(送料880円)。

 引っ越しではHI!MOVEを利用し、1台のトラックを複数人で共有して運送するため、代金を安く抑えられるという。3社は「スマホ1つで引っ越しと不要品整理への申し込みがワンストップで実現する」としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.