インテルなど、顔の表情で操作可能な車いす「Wheelie 7」--四肢麻痺でも外出できる

 IntelとブラジルのHOOBOX Roboticsは、顔の表情変化で操作可能な電動車いす用キット「Wheelie 7」を開発した。

顔の表情変化で操作可能な電動車いす(出典:HOOBOX Robotics)
顔の表情変化で操作可能な電動車いす(出典:HOOBOX Robotics)

 電動車いすは、足の不自由な人の行動範囲を広げてくれる。しかし、手によるジョイスティック操作が不可能な筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者など、四肢麻痺を持つ場合は使えない。

 HOOBOX Roboticsらが開発したWheelie 7キットは、電動車いすに3Dカメラ「3D Intel RealSense Depth Camera SR300」などを装着することで、顔の表情で電動車いすが操縦できるようになる。

電動車いすに3Dカメラなどを装着(出典:HOOBOX Robotics)
電動車いすに3Dカメラなどを装着(出典:HOOBOX Robotics)

 同キットは、7分ほどの作業で電動車いすに組み込めるそうだ。特別なトレーニングは不要で、体にセンサを取り付ける必要もない。10種類の表情を見分け、前進や転回、停止といった動きを実行する。

10種類の表情を見分ける(出典:HOOBOX Robotics)
10種類の表情を見分ける(出典:HOOBOX Robotics)

 現在HOOBOX Roboticsは、Wheelie 7キットを月額300ドル(約3万4000円)で提供している。

Wheelie 7キットの紹介ビデオ(出典:Intel/YouTube)


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